お庭の排水にも配慮した土間コンクリートの工事例をご紹介

こんにちは。ガーデンプラス和歌山の杉本です。

土間コンクリート＝駐車スペースというイメージがありますが、雑草対策や水はけ面でもお庭をコンクリートにしたいというご依頼を多くいただきます。土間コンクリートはフラットで雑草も生えず、お掃除が楽という点から人気の工事ですが、水はしみ込まないため、水はけについてしっかり設計しないと雨が降るたびに水たまりができてしまいます。そこで活躍するのが雨水枡。みなさんのお宅のお庭にも白やグレーの丸い穴があいた蓋のようなものがあるかと思いますが、それが雨水枡です。

地面の上に降り注いだ雨を地中に逃がすための大切な桝で、敷地に勾配があってうまく流れるようなお宅は無くても問題ないですが、これがないとコンクリート上に雨水が溜まって虫の発生源にもなってしまいます。

今回ご紹介するお宅でも土間コンクリートの打設をご依頼いただきましたが、勾配をつけて雨水が桝に流れ込むように注意して工事を行いました。

まずは施工前のお庭の様子からご紹介いたします。

施工前のお庭は雑草が生え放題でお困りでした。

現場調査に行かせていただいたのが11月だったのでだいぶ枯れていますが、春や夏は腰の高さまで雑草が伸びてきます。お庭が広い分、草むしりをするにも大変です。この土のまわりにはもともと土間コンクリートが打たれているため、そこの高さと合わせつつ、排水もしっかりできるようコンクリートの施工を行いました。

こちらが施工後のお写真です。

雑草を撤去して、土間コンクリートを打設しました。よく見ると中央に設けた雨水桝に向かって、緩く勾配があります。少し傾斜をつけてあげるだけでも中央の雨水桝に向かって雨水が流れていくので、雨の日も水たまりになりません。お庭の雑草と水はけに悩まれていたお客様からも、ご満足のお声を頂戴できました。

今回は専用の目地材を使ってシンプルに仕上げましたが、コンクリートだけでは味気ないという場合、目地を活用することで彩りをプラスすることができます。

そこでここからは、デザイン性も取り入れた土間コンクリートについてご紹介したいと思います。

こちらはインターロッキングのラインでアクセントを入れた土間コンクリートです。道路から見える駐車スペースの入り口部分には乱形石を施し、彩り豊かに。コンクリートの目地を活用してインターロッキングでアーチ状にラインを入れて、柔らかな印象にしました。

コンクリートというと無機質なイメージですが、このようにアクセントとして少し色を加えてあげるだけで華やかな印象になります。ナチュラルイメージのお住まいとも違和感のない仕上がりになりました。

こちらは目地に植栽を入れた土間コンクリートです。

植栽には冬も枯れにくく、踏みつけにも強いタマリュウを植えました。タマリュウはこんもりと育つので、平面的なコンクリートに立体感を出すことができます。植栽ならではの生き生きとした感じが、コンクリートのドライな雰囲気を和らげていますね。

最後にご紹介するのは、目地に玉砂利を入れたコンクリートです。

一般的に目地には目地材かグレーの砂利を入れて完成させるのがコンクリートの主流ですが、デザイン性を持たせるなら砂利にこだわってみるのもおすすめです。こちらは様々な色の玉砂利を入れて、アクセントにしました。丸みのある玉砂利は柔らかな印象で、無機質なコンクリートに表情を持たせるのにもぴったりです。

このように機能性ばかりに注目しがちな土間コンクリートですが、デザイン性を入れるなら目地の活用がおすすめです。ご紹介した他にもレンガや人工芝、天然石などバリエーションは豊富。特にお庭をコンクリートにする場合は、デザインにもこだわってみてはいかがでしょうか。こだわりのコンクリートのプランニングについても、ガーデンプラスまでお気軽にご相談ください。