設置する?しない?「車止め」のメリット・デメリット
駐車スペースにあれば安心のはずの「車止め」。設置位置やデメリットについてもご紹介いたします。

車止めとは
街中でよく見る車止めは上のようなものではないでしょうか。
コンクリートブロックに、リフレクター(反射板)が組み込まれているタイプのものもありますね。
“車止めとは、自動車を強制的に停止させるための構造物であり、自動車の駐車場に設置されます。
自動車用の車止めは接触が常に生じることを前提とした構造でコンクリート製のものが多いとされています。”
~一部 Wikipediaより抜粋~
月極駐車場やコインパーキングにはよく見られますが、住居用の駐車スペースにも、外壁やお庭スペースを傷めないように車止めを設置したいというご要望もいただきます。
設置位置について
一般住宅での車止めの設置位置ですが、一般的な設置位置は上のような場所になりますね。
平面図と設置位置のサイズを確認してみましょう。
車止め同士の間隔は軽自動車専用の駐車スペースで60cm、それ以外の普通車用のスペースでは70cmという幅をもたせ、前後方向の間隔は車止め後部から空中線場を含む接触面(壁等、図面では靴脱ぎ石)から軽自動車で300~500mm、普通車で1000~1200mmが一般的です。
メリット・デメリット
■メリット
1. 駐車スペースの安全性の向上化
車止めによる位置固定は、家屋や他の車両にぶつかる危険を防ぎ安全に車の誘導が可能
2. ドライバーからも視認性の向上化
駐車の目印となる車止めがあることでドライバーの視点の安定
3. 駐車スペースの明確化
車止めを設置することで駐車スペースの境界の明確可が可能
■デメリット
1. 設置に手間と金額が発生
2. タイヤと地面のクリアランスによっては車止めにより車に傷が付く可能性
3. 車種によりメリットがデメリットに変わってしまう。
一番重要かつ、私がお客様に車止めのご依頼を頂戴した際に必ず言う事がデメリットの3番目の「車種」です。
自動車の後輪中心からリアバンパー後端までの長さ(リヤオーバーハング)が長い車種であるトラックやバス、一般の車種ですとワンボックス(アルファード等)や後ろにタイヤを背負ったランドローバーやランドクルーザーなどは、一般的な前後方向の間隔1000~1200mmですと、壁に衝突する可能性があります。
運転されている方が車止めを信じ切ってしまうと、車止めの前に外壁が先に車体にぶつかってしまいます。
実際にあった話なのですが、つくば市のとある郵便局では車止めを頼りにしすぎて壁に衝突するという事故がありました。
後日、全ての車止めを前方にずらす工事を行い、対策を取っておられました。
車止めを設置することにより、タイヤが当たるまで大丈夫だという安心感を与えてしまったがために起こり得る事故です。
なので、個人的には不特定多数の車やオーバーハングの長い車を駐車する可能性がある場合は、不安を解消する提案や、思い切って「設置をしない」提案も含め、プランニングさせていただきます。
車止めを今設置されている方も、車を買い替える際には十分注意し、必ず目視して駐車するようにお願いします。
こんな車止めも!その①オンリーワン ルナーノ
最後におしゃれな車止めアイテムをご紹介します。折角のお庭に、無骨なコンクリートブロックでは味気ないという方におすすめです。
まずはオンリーワンの「ルナーノ」。モダンなデザインで、キラッと輝くステンレス製車止めです。この記事の一番最初に掲載した車止めはルナーノのスタンダードタイプですが、上記写真のようにLEDライトを組み合わせた「ルナーノ ドット」や「ルナーノ ライン」といったバリエーションもあります。配線工事が必要になりますので、土間コンクリートの打設と一緒にご検討ください。
その② オンリーワン オンリースリーパー きこり
使い古された枕木や古木を使って作られたような、ナチュラルな車止めです。ログハウス風のお住まいやナチュラルなお庭にいかがでしょうか?素材はコンクリートなので、重量感・安定感があります。
その③ オンリーワン アルデコール C600
ハイクラスらしい印象のアルミ鋳物カーストッパーです。ミニバンタイプやエアロタイプなど、車種のタイプを意識してデザインされているのが特長。鋳物ならではの立体的な造形や優雅なデザインも魅力です。お車に合わせて、車止めもスタイリッシュに変えてみませんか?
その④ オンリーワン アルデコール C610 フルート
その名の通り、フルートのような円筒形デザインのスタイリッシュなカーストッパーです。アルミ鋳物ならではの美しい曲線と、マグネシウムを多く含む美しい発色も魅力。カラーバリエーションも豊富で、お住まいに合わせてもよし、駐車スペースのアクセントに入れるのもおすすめですよ。
その⑤ オンリーワン カーストップバー
こちらも丸パイプの曲線だけで構成されたシンプルでアクセントになる車止めです。バータイプなのでバイクや自転車のチェーンをとりつけることもできそうです。
また2台分のお車に使用できるワイドサイズもあります。
上記以外にも、今までの車止めを覆す商品がまだまだございますので、是非お問い合わせください!
ご相談の際はホームページより事前のご予約をお願いいたします。

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