冬の季節でもひび割れを防いで固まりやすくするコンクリート打設のポイント
冬場のコンクリート打設や養生について、ひび割れなどの凍害を防ぐために当店が行っている対策をご紹介いたします。

こんにちは、ガーデンプラス仙台の下館です。
今年は、例年より1月の気温が低いようです。雪の降る日も多く外構工事には厳しい季節となっています。
当店のある仙台地区ですと冬期の最低気温が-4℃くらいまで下がります。水は0℃になると凍結し始めるので、水分を含むモルタルやコンクリートの工事は気を付けなくてはなりません。
今回は、冬期における駐車場のコンクリート打設工事についてお話しします。
冬期のコンクリート打設時に気を付けること
コンクリートは打設後すぐの状態では水分を含んだ柔らかい状態ですが、時間を置くと、水とセメント成分が化学反応を起こして硬化し、お車の重量に耐えるだけの強度が出てきます。
この化学反応は含まれる成分のほかに、気温や水分量にも影響を受けやすいので、気温や天候に合わせて調整しながら打設を行っています。特に冬に気温が低くなると、水分がセメントと化学反応を起こす前に凍って膨らんでしまい、骨材に穴をあけてしまいます。結果コンクリートがもろくなり、表面が剥がれてしまったりクラック(ひび割れ)といった凍害が起こりやすくなるのです。
耐寒剤の使用と早強コンクリートの打設
コンクリート打設時に凍害を防ぐ方法として一般的なのは『耐寒剤』の使用と、『早強コンクリート』による打設でしょう。
早強コンクリートは早く硬化し一日で強度も出るため、冬場の工事で使われることがあります。ただ発熱が多くコストが割高になるため、当店では『耐寒剤』を使用することが多いです。
『耐寒剤』は生コンクリートに混ぜて使用する薬剤です。特徴としては、コンクリート中の水分の凍結を-3℃程度まで遅らせる効果と早強性(化学反応を促進させ、短い期間で強度を高める効果)です。
凍結温度を低くすることで、寒い夜でも水分が凍ることがなくなり、セメントとの化学反応を進めることができます。
養生と凍害防止も忘れずに
冬場の打設はコンクリート表面の水分の引き方が遅いため、なるべく朝の早い時間に打設することが必要です。また夜間に強風が予想される場合は、気温低下の影響を受けないように打設面に充分な養生が必要になります。
打設時の天候は、晴れた穏やかな日が最適です。しかし事前に予定していても、天気予報が外れ天候が悪くなったりする時があるので注意が必要です。無理に打設するのは避けるべきでしょう。
また養生をする場合、少ない面積で確実に仕上げが終わるタイミングを計算しておくことが必要です。
降雪が予想される場合は、薄めのポリシートを仕上げ面に張り、保温シート(軽めの毛布でも可)を乗せてその上からブルーシートを掛けます。これで急激な気温低下を予防し、セメントと水の化学反応を進めることができます。
耐寒材の白いシミ
それと有塩タイプの『耐寒剤』を使用したときに表面に現れる塩分の白いシミですが、3か月程度で綺麗になくなりますので心配はいりません。
わからないことなどあれば聞いていただけるといいと思います。
今回は冬期のコンクリート打設についてお話ししました。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。寒い日が続きますが、体調にも十分ご注意くださいね。
ガーデンプラス仙台
店長・ガーデンプランナー・施工管理
下舘尚史
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