お庭やドッグランにウッドチップを敷くメリットとは?犬への安全性についても解説
犬のためのお庭づくりにおける、ウッドチップのメリットや活用方法をご紹介。肉球に刺さる危険や誤飲の心配についても解説します。

愛犬のためにお庭の舗装を検討している際に、「ウッドチップ」を候補の一つに挙げている方もいらっしゃると思います。公共のドッグランなどでも用いられるウッドチップは、犬にとってどのようなメリットがあるのでしょうか。また、ウッドチップを敷き詰める際の注意点や、おすすめの活用方法についてもご紹介します。
舗装材によって犬が快適に過ごせるお庭に
お庭の舗装材には、天然芝・人工芝・砂利・ウッドチップ・土間コンクリートなど、さまざまな種類があります。舗装材の用途としては、家のデザインや色味に合わせて土の部分を覆ったり、雑草対策のために外構工事で用いたりするのが一般的です。
また、犬を家族として迎え入れるタイミングで、お庭の舗装を行う方も多くいらっしゃいます。犬にとって舗装材はとても大事で、たとえば、たくさん動き回る犬に対して、地面が硬かったり滑りやすかったりすると、足腰に負担がかかるため注意が必要。そのほか、足の汚れの付着を減らすことができる点も舗装材のメリットです。
愛犬と一緒に遊べるようなお庭を作りたいのか、ゆったりと日向ぼっこするお庭にしたいのかなど、用途によって適した舗装材は変わってきます。愛犬に長く健康でいてもらうためにも、デザイン性だけを求めることなく、足腰に優しい舗装材などを使ってあげると良いでしょう。
熱くなりにくく、犬の足腰に優しいウッドチップ
ウッドチップとは、杉・ヒノキ・クスノキなどの木材を細かく粉砕して作った舗装材のことです。木の香りを楽しめるのも魅力の一つで、リラックス効果を得られます。木の風合いが見た目にも優しく、美しいお庭の景観づくりにも適していることが特徴です。日光を遮ることで防草効果もあり、お庭のお手入れも軽減できます。
また、ウッドチップは犬が過ごすお庭にもメリットがあるのです。クッション性が高いためわんちゃんの足腰に優しく、表面が熱くなりにくいことで肉球のやけど防止にも効果的。さらに、木から出る香り成分は犬にとっても心地良く、雑菌の繁殖を抑える効果もあるためニオイを軽減してくれます。そのほか、犬がトイレをした場合は、その部分のウッドチップを取り除けば良いため、おしっこなどのニオイが蓄積する心配も少ないのです。
犬の安全のためにサイズや品質は要確認
メリットの多いウッドチップですが、種類によっては、肉球を傷つける・犬が誤飲する・シロアリが寄ってくる・カビが生えるなどの可能性があります。安価で一つ一つが細かいウッドチップはささくれがある場合が多く、尖った部分が肉球に刺さる危険もあるため、サイズや品質を事前にチェックすることが大切です。
犬のためのお庭づくりでは、ウッドチップと似た製品「バークチップ」もおすすめ。バークチップとは、アカマツやクロマツなどの樹皮を粉砕した物で、一つ一つが大きく、丸みがあることが特徴です。ウッドチップよりも値段は高くなるものの、肉球を傷つけたり、犬が誤飲したりする心配が少なくなります。
ウッドチップの活用方法
お庭全体や一角にウッドチップを敷き詰めれば、天然芝や人工芝を用いるよりも手軽に自宅ドッグランを作ってあげることができます。木の香りが優しく、犬がリラックスするスペースとしても活用可能。そのほか、穴掘りが好きなわんちゃんのために、ウッドチップを使って穴掘りスペースを作ってあげるのもおすすめです。
穴掘りスペースの作り方は、こちらの記事をご参照ください。
ウッドチップを敷き詰めた場合のメンテナンスとしては、乾燥すると風で飛ばされてしまうため、定期的に水まきを行なってください。ただし、ウッドチップに湿気がこもらないようにすることも大切。水はけが良く通気性の良い場所に敷き詰めることで、カビ・苔・シロアリの発生も予防可能です。また、年月が経つと土に還っていきますので、数年ごとに新しいウッドチップを補充する必要があります。
まとめ
舗装材を工夫することで、お散歩以外の楽しみをわんちゃんに感じてもらうことができます。犬種や性格によって舗装材の合う・合わないがあるため、ドッグラン・公園・犬同伴OKの施設など、ウッドチップを体感できる場所があれば一緒に行ってみるのも良いでしょう。

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この記事の監修者:DogHuugy
お泊り予約サイト「DogHuggy」や犬とのライフスタイルマガジン
「DogHuggy Magazine」の運営を担当する犬のプロが記事監修を行っています。
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