運動量が多いミニチュア・ピンシャー!お庭での遊び方を紹介
好奇心旺盛でパワフル、さらに運動神経も良いミニチュア・ピンシャーと、お庭遊びを楽しみませんか?

スクエア型でスタイルの良い見た目が特徴的な小型犬「ミニチュア・ピンシャー」。血統書を発行しているジャパンケネルクラブによると、2022年には2,875頭が登録されており、日本で21番目に多く飼われている犬種です。(≫2022年 犬種別犬籍登録頭数)
小型犬で、体高25cm~30cm・体重4kg~6kgくらいが目安のため、ミニチュア・ピンシャーと暮らしている方は、まず室内環境を整えていることと思います。
一方で、筋肉質で活発に動き回るという特徴があるミニチュア・ピンシャー。多くの運動量を必要とするため、ときには屋外で思い切り遊ぶことが、ストレス解消や健康維持にも繋がります。ミニチュア・ピンシャーが安心して遊べるお庭づくりが、お家をより一層楽しい空間にしてくれるでしょう。
そこでこの記事では、ミニチュア・ピンシャーの特徴を踏まえて、お庭で楽しめる遊びを中心にご紹介していきます。
良きパートナーになってくれるミニチュア・ピンシャー
くっと前足を高く上げる「ハクニー歩様」と呼ばれる歩き方をするなど、洗練された佇まいが特徴的なミニチュア・ピンシャー。陽気な性格もかわいらしく、多くの人を魅了するわんちゃんです。
ミニチュア・ピンシャーの歴史は古く、20世紀初めごろにはすでに盛んに飼育されていました。ネズミなどの捕獲のために働く小型犬として誕生し、ジャーマン・ピンシャーやヘル・ピンシェルが祖先だと考えられています。こうした背景から、ジャパンケネルクラブでは「使役犬(作業をする犬)」に分類しているのです。
性格は陽気で、頭が良く、気を許した家族などには穏やかに接してくれるミニチュア・ピンシャー。その一方で、やや神経質で警戒心が強い面があり、吠え癖や噛み癖がつくことがあります。しつけの難しさを感じるケースがあるものの、信頼関係を築ければ良きパートナーになってくれる犬です。
運動欲求を満たすにはお庭遊びがおすすめ!
ミニチュア・ピンシャーは、小型犬ながら筋肉質で活発に動き回ります。お散歩は1日2回各30分〜60分程度が目安です。必要な運動量が多いため、お散歩だけではエネルギーを発散しきれていない場合もあり、肥満に繋がってしまうことも。エネルギーを発散できないことがストレスとなって、無駄吠えや噛みつきなどの原因にもなります。
そのため、お散歩以外の遊びをできるだけ充実させてあげたいところ。公園のドッグランなどで伸び伸びと走り回る機会を設けるのもいいですが、できれば毎日動き回れるように、ご自宅でも愛犬とのお庭遊びを取り入れてみてはいかがでしょうか。ミニチュア・ピンシャーは飼い主さんと一緒に外で遊ぶことが好きなため、お庭遊びも楽しんでくれるでしょう。
お庭遊びの際には、「道路に面していない場所で遊ぶ」「目隠しフェンスを設置する」などの対策をして、周りを警戒しがちなミニチュア・ピンシャーが安心して過ごせる環境を作ってあげることが大切です。ミニチュア・ピンシャーはジャンプ力があり、動く物を追いかける習性もあるため、脱走防止のためにフェンスは1,200mm以上の高さを確保したいところ。ジャンプ力によっては、1,400mm以上のフェンスを用意するなど対策しましょう。
また、下毛のないシングルコートかつ短毛のミニチュア・ピンシャーは、寒さには特に弱いといえます。冬にお庭で遊ぶ場合は、できるだけ暖かい時間帯を選ぶようにして、防寒のために服や靴を着せてあげましょう。冷えやすい耳を覆うスヌードもおすすめです。
では、ミニチュア・ピンシャーと一緒に楽しめるお庭遊びをご紹介します。
ミニチュア・ピンシャーと一緒に楽しめるお庭遊び
・ボール遊び
もともとネズミを追いかけることを得意としていたミニチュア・ピンシャーは、ボール遊びも楽しんでくれるでしょう。フェンス設置など脱走防止対策をしていれば、お庭で安心して遊ぶことができます。
誤飲の危険がある小さなサイズのボールではなく、愛犬がくわえられる程度のサイズを選びましょう。また、愛犬にボールを与えて後は自由に遊ばせる、という遊び方をすると、誤飲や怪我の危険があります。愛犬に寂しい思いをさせないためにも、「よくできたね」とコミュニケーションを取りながらボール遊びを楽しみましょう。
さらに、ボールを取りに行った先で、夢中になって物に飛び乗ることも考えられます。着地の際に怪我をする恐れもあるため、できる限りよじ登れる場所や段差をなくすよう心掛けることが大切です。
・引っ張りっこ
引っ張りっこは、専用のロープやおもちゃさえあればできる遊びで、準備も手軽です。飼い主さんと一緒になって遊ぶことができるため、わんちゃんにも喜んでもらえます。子犬期の噛む欲求を満たすためにもおすすめです。
引っ張りっこを続けていると、徐々に犬が興奮してくることがあります。うなったり、おもちゃを振り回したりする前に、クールダウンの時間をしっかりと取りましょう。
・自宅ドッグラン
ミニチュア・ピンシャーは運動欲求が高い犬種のため、自宅ドッグランの設置が特におすすめです。ハードルやトンネルといったアジリティグッズを置いて、ミニチュア・ピンシャーならではの運動神経を活かした動きに挑戦してみるのも楽しいと思います。
自宅ドッグランで思い切り走り回る場合には、フェンスの設置に加えてお庭の舗装も大切です。天然芝や人工芝、ゴムチップなど柔らかい素材で舗装しておくと、足腰への負担が軽減されるためより、シニア期に入って以降も安心して遊べます。
まとめ
室内だけでなくお庭でも遊べるようになれば、わんちゃんはこれまで以上に楽しく過ごせるのではないでしょうか。お庭で楽しく遊んだ日は、散歩時間を少し減らしてあげるなど工夫しましょう。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。ガーデニングも楽しみつつ、愛犬とも遊べるお庭づくりをお手伝いさせていただきます。お気軽にご相談ください。
この記事の監修者:DogHuugy
お泊り予約サイト「DogHuggy」や犬とのライフスタイルマガジン
「DogHuggy Magazine」の運営を担当する犬のプロが記事監修を行っています。
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