犬種別の散歩時間の目安!お庭での運動もおすすめ
犬によって必要な運動量に差があります。犬種別の散歩時間の目安をまとめました。

犬にとって、散歩は毎日の楽しみの一つです。ただ、犬種や年齢などによって必要な運動量に差があり、毎日散歩を行なっている場合でも、運動量が少ない、逆に多いといったことが考えられます。
愛犬に長く健康的に過ごしてもらえるよう、適度な運動を心がけていきましょう。そこで今回は、犬種別の散歩時間の目安をご紹介します。
ストレス発散や健康促進のためにも散歩が必要
犬は外に出て、日光・音・匂い・土の感覚などの刺激に触れることを楽しんでいます。そのため、室内がいくら快適な環境であっても、散歩などで外に連れ出してあげないと、犬はストレスを溜めるようになります。ストレスにより、吠え・噛みつき・食欲不振などの変化が現れることもあります。
また、外にあまり出ない犬は、外の環境を怖がるようにもなります。社会性を育むためにも、散歩に連れて行ってあげましょう。災害時に避難所やお車で待機することになっても対応できるように、普段から外の環境に慣れさせることは大切です。
そのほか、散歩は大好きな飼い主さんと同じ時間を共有できるため、わんちゃんは楽しさや安心を感じます。さらに、肥満になるのを防ぐためにも、散歩でしっかりと運動させてあげてください。
犬種別の散歩時間の目安
小型犬の多くは体が小さい分、たくさんの運動量を必要とはしません。一方で、中型犬や大型犬は、散歩だけでは本来使われるべきエネルギーを消費できていないケースもあります。散歩以外にも伸び伸びと運動できる機会を設けてあげると良いでしょう。
以下が、1日の1回あたりの散歩時間の目安です。基本的には1日2回、朝夕の時間帯に散歩を行います。あくまでも目安のため、わんちゃんの様子を観察し、適度に運動させてあげましょう。
散歩後にハッハッと短い呼吸をしていれば、適度な運動ができている状態です。呼吸の間隔が短すぎる場合は運動量が多いため、散歩の時間や距離を減らす必要があります。その反対に、散歩後の呼吸に余裕がある場合は、犬は物足りなさを感じているかもしれません。
<小型犬・超小型犬>
シー・ズー:10分
マルチーズ:10分
ペキニーズ:10分
ヨークシャー・テリア:10分〜15分
狆:10分〜15分
ビション・フリーゼ:10分〜15分
パグ:10分〜20分
ポメラニアン:15分
トイ・プードル:15分〜30分
チワワ:20分
パピヨン:20分
ミニチュア・シュナウザー:20分〜30分
フレンチ・ブルドッグ:20分〜30分
キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル:20分〜30分
ミニチュア・ダックスフンド:30分
イタリアン・グレーハウンド:30分
シェットランド・シープドッグ:30分
ビーグル:30分
ボストン・テリア:30分
ジャック・ラッセル・テリア:30分
ミニチュア・ピンシャー:30分〜60分
<中型犬>
ブルドッグ:10分〜20分
柴犬:30分
ウェルシュ・コーギー・ペンブローク:30分
日本スピッツ:30分
アメリカン・コッカー・スパニエル:30分〜60分
ボーダー・コリー:60分
シベリアン・ハスキー:60分
<大型犬>
ゴールデン・レトリーバー:30分〜60分
ラブラドール・レトリーバー:30分〜60分
バーニーズ・マウンテン・ドッグ:30分〜60分
子犬期やシニア期には無理をさせないように
子犬期からの散歩は、社会性を育むことにつながります。ただし、ワクチンを接種して免疫が強化されるまでは、地面を歩かせないように、抱っこして外に連れて行ってあげてください。
また、子犬期は骨が成長段階にあるため、いきなり長時間の散歩をすると負担がかかってしまいます。愛犬の様子を見ながら、少しずつ散歩量を増やしていきましょう。
一方、およそ7〜10才で犬はシニア期に入ります。足腰が弱るなどの老いが徐々に出てきて、散歩に行きたがらないこともあります。しかし、歩かなくなって筋力が衰えると、余計に関節に負担がかかることになるため、愛犬が自力で歩ける程度の散歩を続けていきましょう。ゆっくりのペースでも手を貸しすぎずに、犬自身の歩く意思を尊重してあげることが大事です。
また、成犬も含めて犬は暑さ寒さに弱いため、季節によって散歩の時間帯を変えたり、冬には服などで防寒をしたりと、健康的に散歩を楽しめるように配慮してあげてください。今のような寒冷期には、犬も室内から室外へ出たときに、ヒートショック現象で心臓に負担がかかるそうです。特にシングルコートのわんちゃんには、お洋服での体温調節も有効ですよ。
散歩以外にお庭遊びもおすすめ
毎日散歩に出かけている場合も、犬種や年齢などによっては、運動量が足りずにエネルギーが有り余っていることがあります。エネルギーを十分に発散できていないと、肥満や無駄吠えなどにもつながってしまいます。
そこで、愛犬が自由に遊べるようご自宅のお庭づくりをしてみてはいかがでしょうか。お庭で遊べるようになると、わんちゃんはこれまで以上に楽しく過ごせるようになるはずです。門扉やカーゲートのついた外構でなくても、お庭の一区画が思いっきり走り回れるようなスペースになればわんちゃんにも喜んでもらえます。
愛犬が遊ぶためのお庭づくりのポイントについては、以下の記事をご参照ください。
まとめ
犬種や年齢などによって必要な運動量に差がありますので、散歩によって適度な運動ができているかどうか、愛犬の様子を日々気にかけてあげることが大切です。
散歩やお庭遊びを通じてわんちゃんの健康を守り、一緒に楽しく過ごしてくださいね。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。ガーデニングも楽しみつつ、愛犬とも遊べるお庭づくりをお手伝いさせていただきます。お気軽にご相談ください。
この記事の監修者:DogHuugy
お泊り予約サイト「DogHuggy」や犬とのライフスタイルマガジン
「DogHuggy Magazine」の運営を担当する犬のプロが記事監修を行っています。
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