利口で活発なウェルシュ・コーギー・ペンブローク!お庭での遊び方を紹介
ウェルシュ・コーギー・ペンブロークの運動欲求を満たすためにも、お庭遊びを楽しみませんか?

胴長の体型が特徴的で、中型犬のなかでも人気の高いウェルシュ・コーギー・ペンブローク。血統書を発行しているジャパンケネルクラブによると、2021年には4,654頭が登録されており、日本で14番目に多く飼われている犬種です。(≫2021年 犬種別犬籍登録頭数)
目安体重9〜12kgくらいの大きさのため、ウェルシュ・コーギー・ペンブロークと暮らしている方は、まず室内環境を整えていることと思います。
一方で、非常にタフで活発という特徴があるウェルシュ・コーギー・ペンブローク。ときには屋外で思い切り遊ぶことが、ストレス解消や健康維持にも繋がります。わんちゃんが安心して遊べるお庭づくりが、お家をより一層楽しい空間にしてくれるでしょう。
そこでこの記事では、ウェルシュ・コーギー・ペンブロークの特徴を踏まえて、お庭で楽しめる遊びを中心にご紹介していきます。
牧羊犬として活躍していたウェルシュ・コーギー・ペンブローク
胴長短足で、ぷりっとしたお尻が愛らしいウェルシュ・コーギー・ペンブローク。
コーギーは「ウェルシュ・コーギー・ペンブローク」と「ウェルシュ・コーギー・カーディガン」の2種類が存在し、どちらも見た目は似ています。日本でコーギーといえば「ペンブローク」のほうを指すのが一般的です。基本的にはこの2種類ですが、「フラッフィー」と呼ばれる長毛のコーギーも存在します。
ウェルシュ・コーギー・ペンブロークはイギリス生まれで、その歴史は1107年まで遡ることができる古い犬種です。牛のかかとを噛むなどして家畜を追い立てる役割を担い、仕事のパートナーとして主にウェールズのペンブロークシャー地方で飼われていました。こうした背景から、ジャパンケネルクラブでは家畜の群れを誘導・保護する「牧羊犬」に分類されているのです。
そのため、牛や羊に踏まれないように生後間もなくしっぽを短く切る風習がありました。最近ではそういった目的がなくなったため、尾の長いままのコーギーもよく見かけるようになりました。私のご近所にもコーギーさんがいますが、こちらを見つけると長いしっぽをぶんぶんと振って挨拶をしてくれます。
また、イギリス王室で愛された犬としても知られています。先日崩御されたイギリス女王・エリザベス2世は特にコーギーを愛し、在位70年間の中で30頭のコーギーと、コーギーとダックスフンドのミックス犬と一緒に過ごしたそうです。ロイヤルファミリーの家族写真にも度々一緒に写っているとのことですから、「イギリスといえばコーギー」と思われる方も多いでしょう。
性格は温厚従順で明るく、人にも犬にも友好的。状況判断能力や訓練能力が高く、賢いことも特徴です。縄張り意識が強く番犬としても活躍してくれます。ただ、頭の良い牧羊犬ということもあり、主従関係を築けない、噛み癖が直らないといった育ち方をする可能性も。子犬期から根気よくしつけをすることが重要です。
お庭遊びで運動不足を解消!
牧羊犬であるウェルシュ・コーギー・ペンブロークは、とても活発で運動好きな犬種です。筋肉質で運動神経が良く、トレーニングにも向いています。
家庭では本来使われるべきエネルギーを消費できていないケースもあり、太りやすいという点には注意が必要です。もともと足腰に負担がかかりやすい骨格で、太ると余計に怪我や病気のリスクが高まります。椎間板ヘルニアなどの発症を防ぐためにも、食事と運動のコントロールが重要です。
肥満防止のために、お散歩は1日2回各30分以上が目安で、生活のなかで遊びを通じた運動も取り入れてあげましょう。また、遊ぶ際の注意点として、短足でおなかが地面と近いため、夏場は暑さ対策が欠かせません。涼しい時間帯を選んだり、体を冷やすグッズを活用したりと、熱中症対策を徹底したうえで遊んであげてください。
お庭でも土のままの状態ですと、おなかが泥だらけになりがちなので、よく通る場所やひなたぼっこスペースに平板やレンガでテラスを作ったり、人工芝を敷いてあげるとよいでしょう。また手軽に足を洗えるように立水栓やガーデンパンをつけておくといいですね。
ウッドデッキを設置する場合は、ステップや段床も一緒につけて、転落の危険性を減らしてあげてください。
では、ウェルシュ・コーギー・ペンブロークと一緒に楽しめるお庭遊びをご紹介します。
ウェルシュ・コーギー・ペンブロークと一緒に楽しめるお庭遊び
・ボール遊び
ボールを追いかけることが大好きなウェルシュ・コーギー・ペンブローク。フェンス設置など脱走防止対策をしていれば、ボール一つで十分遊ぶことができます。
誤飲の危険がある小さなサイズのボールではなく、愛犬がくわえられる以上のサイズを選びましょう。また、わんちゃんにボールを与えて後は自由に遊ばせる、という遊び方をすると、誤飲や怪我の危険があります。愛犬に寂しい思いをさせないためにも、「よくできたね」とコミュニケーションを取りながらボール遊びを楽しみましょう。
さらに、ボールを取りに行った先で、夢中になって物に飛び乗ることも考えられます。ジャンプは足腰に負担がかかるため、ウェルシュ・コーギー・ペンブロークが過ごすお庭では、できる限りよじ登れる場所や段差をなくすよう心掛けることが大切です。
・ノーズワーク
ノーズワークは、賢いウェルシュ・コーギー・ペンブロークとのお庭遊びにぴったりです。嗅覚を使ったゲームで、ドッグスポーツとして世界的な人気があり、子犬からシニア犬まで無理なく楽しむことができます。
似ているゲームとして、犬が興味をもつ匂いを探してもらう「おやつ探し」などがありますが、ノーズワークは、本来犬が興味をもたないユーカリやローリエといったアロマ臭が付いた布などを見つけてもらうゲームです。見つけられたらご褒美のおやつをあげるなどして、愛犬に「ノーズワークは楽しい!」と思ってもらうことが大切となります。
室内でも楽しむことができるノーズワークは、お庭で行うことで、日光を浴び、土や空気の匂いも楽しみ、室内よりも広く動き回れるなど、犬がもつ欲求をより満たすことに繋がるのです。ノーズワークはハードルが高いかも、と思われる飼い主さんは、まずはおやつ探しをお庭で楽しんでみてはいかがでしょうか。
・自宅ドッグラン
ウェルシュ・コーギー・ペンブロークは運動欲求が高い犬種のため、ときには存分に外を走り回らせてあげたいところ。公園のドッグランなどに行くのもいいですが、自宅ドッグランを設置することで、より手軽に愛犬に運動させてあげられるようになります。
自宅ドッグランでは、フェンス設置に加えてお庭の舗装も大切です。天然芝や人工芝、ゴムチップなど柔らかい素材で舗装しておくと、足腰への負担が軽減されるためより安心して遊べます。
運動量が足りないことで、肥満になったウェルシュ・コーギー・ペンブロークも少なくありません。愛犬の健康を保つためにも、お庭で安全に運動できる環境を作ってはいかがでしょうか。
まとめ
室内だけでなくお庭でも遊べるようになれば、わんちゃんはこれまで以上に楽しく過ごせるのではないかと思います。お庭でたくさん遊んだ日は、散歩時間を少し減らしてあげるなど、愛犬の様子を見て配慮してあげましょう。
今回ご紹介した「ウェルシュ・コーギー・ペンブロークに合ったお庭での遊び方」のポイントをぜひご参考いただき、こんなお庭にしてみたいというご要望がありましたら、ガーデンプラスまでお気軽にご相談ください。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。ガーデニングも楽しみつつ、愛犬とも遊べるお庭づくりをお手伝いさせていただきます。お気軽にご相談ください。
この記事の監修者:DogHuugy
お泊り予約サイト「DogHuggy」や犬とのライフスタイルマガジン
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