利口で活発なラブラドール・レトリーバー!お庭での遊び方を紹介
飼い主さんと一緒に遊ぶことが大好きなラブラドール・レトリーバーと、お庭遊びを楽しみませんか?

人懐っこく、大型犬の中でも人気の高いラブラドール・レトリーバー。血統書を発行しているジャパンケネルクラブによると、2021年には5,294頭が登録されており、日本で13番目に多く飼われている犬種です。(≫2021年 犬種別犬籍登録頭数)
近年はさまざまな犬種の室内飼いが増えているため、ラブラドール・レトリーバーと一緒に暮らしている、またはこれから迎え入れる予定という場合も、まずは室内環境を整えている飼い主さんが多いのではないでしょうか。
一方で、ラブラドール・レトリーバーは散歩や遊びが大好きな犬種のため、ときには屋外で思い切り遊ぶことが、ストレス解消や健康維持につながります。ラブラドール・レトリーバーが安心して遊べるお庭づくりが、お家をより一層楽しい空間にしてくれるでしょう。
そこでこの記事では、ラブラドール・レトリーバーの特徴を踏まえて、お庭で楽しめる遊びを中心にご紹介していきます。
人懐っこく遊びが好きなラブラドール・レトリーバー
優しい性格をしていて、人に対して愛情深いことが特徴のラブラドール・レトリーバー。また、従順で賢く、心が通う関係を築きやすいという点も魅力です。
そんなラブラドール・レトリーバーは、カナダのニューファンドランド島で誕生し、漁師の手伝いで魚の回収を行っていたと考えられています。その後、イギリスで初めて犬種として認められたことから、原産国はイギリスとなっているのです。こうした背景もあり、ジャパンケネルクラブでは「鳥猟犬」に分類されています。
賢く落ち着いた犬というイメージがあるものの、2歳くらいまではやんちゃで甘えん坊なわんちゃんも多いです。多くの犬は2歳以降、途端に落ち着きますが、適切なしつけを行っていない場合には、言うことを聞かなかったり物を壊したりといった問題行動を成犬になっても続ける可能性があります。
もともとラブラドール・レトリーバーは、理解力が高く学習が得意なため、しつけや訓練次第で名犬に育ちやすい性質があります。実際に、日本でも多くのラブラドール・レトリーバーが盲導犬や警察犬としても活躍しています。しつけが入りにくいタイプではないので、ラブラドール・レトリーバーをこれから迎え入れるという方は、いたずらをされないように室内を整理整頓することと、成犬になるまでにしっかり訓練が受けられるような環境づくりも検討してあげてください。
遊びたい欲求を満たしてあげることが大切
力強い体躯のラブラドール・レトリーバーは、漁師の仕事を手伝っていたルーツもあり、とても活発です。スポーツやアウトドアの相棒としても、世界中で愛されています。
お散歩は1日2回各30分〜1時間程度が目安です。ただし、日々のお散歩だけではエネルギーを発散しきれていない場合もあります。また、飼い主さんの指示でボールを取ってくるなどの“仕事”がないと、退屈でストレスをためてしまう場合もあり、運動不足は肥満にもつながるのです。
飼い主さんと一緒に遊ぶことが大好きなわんちゃんのために、ご自宅のお庭での遊びを取り入れてみてはいかがでしょうか。ラブラドール・レトリーバーは縄張り意識があまり見られず、無駄吠えも少ないため、安心してお庭遊びを楽しめると思います。
脱走や誤飲には注意!
ラブラドール・レトリーバーは力が強いため、脱走防止のためにはフェンスの高さだけでなく、強度にも注意が必要です。フェンスに体当たりした際にも傾かないように、体高まではブロックを積んでフェンスと組み合わせるなど工夫した設計をしましょう。外構業者さんがフェンスを施工する場合は、基礎のブロックを支える下地もコンクリートでしっかり作ってくれるので、依頼をしてみてはいかがでしょうか?
そのほか、食欲旺盛な犬種としても知られるラブラドール・レトリーバー。何でも口に入れてしまうことがあるため、誤飲の危険がある物は犬が届かない場所に閉まっておくことが大切です。球根やビニール片、肥料などには十分注意してください。
では、ラブラドール・レトリーバーと一緒に楽しめるお庭遊びをご紹介します。
ラブラドール・レトリーバーと楽しめるお庭遊び
・ボール遊び
獲物を回収する作業が得意で、人に喜ばれることを好むラブラドール・レトリーバーは、ボール遊びが大好きです。フェンス設置など脱走防止対策をしていれば、ボール一つで十分遊ぶことができます。
誤飲の危険がある小さなサイズのボールではなく、愛犬がくわえられる程度のサイズを選びましょう。また、わんちゃんにボールを与えて後は自由に遊ばせる、という遊び方をすると、誤飲だけでなく怪我をする危険があります。愛犬に寂しい思いをさせないためにも、「よくできたね」とコミュニケーションを取りながらボール遊びを楽しみましょう。おもちゃでもボールの代用となります。
そのほか、ボールを取りに行った先で、夢中になって物に飛び乗ることも考えられます。着地の際に怪我をする恐れもあるため、できる限りよじ登れる場所や段差をなくすよう心掛けることが大切です。
・水遊び
水遊びが大好きなラブラドール・レトリーバーも多く、プールはお庭やウッドデッキに手軽に設置することができます。
泳ぎ回れるような広さ・深さがなくても、ボールなどのおもちゃをプールに浮かべたり、ホースや水鉄砲を使ったりと、プールがあることで愛犬とたっぷりコミュニケーションを取れます。
プール遊びはこちらの記事を参考にしてください。
→愛犬とお庭でプール遊びを楽しもう!必要な準備や注意点とは?
お庭でプール遊びをする際には、立水栓が近くにある場所がおすすめです。散水栓からリフォームしたり、水道管を延長させたりもできるので、お庭のプチリフォームにもおすすめですよ。また、わんちゃんを洗う際に便利なシャワーホースや広めのガーデンパンをつけたり、給湯設備と接続したりもできます。
・ノーズワーク
ノーズワークは、賢いラブラドール・レトリーバーとのお庭遊びにぴったりです。嗅覚を使ったゲームで、子犬からシニア犬まで無理なく楽しむことができ、ドッグスポーツとして、世界的な人気があります。
具体的には、ノーズワークは本来犬が興味をもたないユーカリやローリエといったアロマ臭がついた布などを見つけてもらうゲームです。見つけられたらご褒美のおやつをあげるなどして、愛犬に「ノーズワークは楽しい!」と思ってもらうことが大切となります。
自宅ドッグランならダイナミックな遊びも楽しめる
お庭のスペースに余裕があれば、自宅ドッグランを作ってみてはいかがでしょうか。わんちゃんが自由に走り回れるため、運動不足の解消につながります。
自宅ドッグランでは、ラブラドール・レトリーバーが得意な回収能力を活かせる「フライングディスク」などのドッグスポーツを一緒に楽しむことも可能です。そのほかにも、ポールやトンネル、シーソーなどのアジリティー(障害物)を設置して、正確に早くアジリティーをクリアしていくというドッグスポーツに取り組むのも楽しそうですね。
アジリティーは通販サイトなどでも購入可能ですが、やっておきたいのがお庭の舗装です。走り回るほど足腰へ負担がかかりますので、できるだけ凹凸をなくし、天然芝や人工芝、ゴムチップなど柔らかい素材で舗装しておくと安心でしょう。特に大型犬は足腰が弱くなってしまうとお世話が大変になりますので、健康を保つためにもお庭で安全に運動してもらえるといいですね。
まとめ
室内だけでなくお庭でも遊べるようになれば、わんちゃんはこれまで以上に楽しく過ごせるのではないでしょうか。必要なのは適度な運動であり、愛犬がまだ遊びたがっているからといって無理をさせないようにしましょう。
今回ご紹介した「ラブラドール・レトリーバーに合ったお庭での遊び方」のポイントをぜひご参考いただき、こんなお庭にしてみたいというご要望がありましたら、ガーデンプラスまでお気軽にご相談ください。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。ガーデニングも楽しみつつ、愛犬とも遊べるお庭づくりをお手伝いさせていただきます。お気軽にご相談ください。
この記事の監修者:DogHuugy
お泊り予約サイト「DogHuggy」や犬とのライフスタイルマガジン
「DogHuggy Magazine」の運営を担当する犬のプロが記事監修を行っています。
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