好奇心旺盛で遊び好きなフレンチ・ブルドッグ!お庭での遊び方を紹介
お庭遊びは、愛情深いフレンチ・ブルドッグとコミュニケーションを取るのにぴったりです。熱中症に気を付けて遊びましょう!

少したるんだ四角い顔に、大きな目と平たい鼻などが特徴的なフレンチ・ブルドッグ。小型犬の中でも人気が高く、血統書を発行しているジャパンケネルクラブによると、2021年には12,942頭が登録されており、日本で5番目に多く飼われている犬種です。(≫2021年 犬種別犬籍登録頭数)
体高30cm前後・体重8〜14kg程度のため、フレンチ・ブルドッグと暮らしている方やこれから迎え入れる予定の方は、まず室内環境を整えていることと思います。
一方でフレンチ・ブルドッグは、好奇心旺盛で遊ぶことが好きです。多くの運動を必要とはしないものの、ときには屋外で思い切り遊ぶことが、ストレス解消や健康維持にも繋がります。フレンチ・ブルドッグが安心して遊べるお庭づくりが、お家をより一層楽しい空間にしてくれるでしょう。
そこでこの記事では、フレンチ・ブルドッグの特徴を踏まえて、お庭で楽しめる遊びを中心にご紹介していきます。
社交的で明るく活発なフレンチ・ブルドッグ
特徴的な容貌、話しかけると小首をかしげる仕草などで、多くの人を魅了するフレンチ・ブルドッグは、1880年代にパリの下町で誕生した犬種です。パリの労働者たちと暮らす中で、上流階級の人々や芸術家などにも愛されるようになり、急速にフレンチ・ブルドッグの人気は高まっていきました。日本には大正時代に入ってきた犬種です。
こうした背景から、ジャパンケネルクラブでは、フレンチ・ブルドッグを家庭内で人と暮らす「愛玩犬」に分類しています。
性格は、社交的で明るく活発。さらに、我慢強く、忠誠心があり、人に深い愛情を示してくれることも特徴です。また、丁寧に言い聞かせれば理解してくれる賢さもあります。繊細な一面もあるため、強く叱ることは逆効果です。
お庭遊びでコミュニケーションを!
小型犬の中でも、力強くがっちりとした体格のフレンチ・ブルドッグ。活動的ではあるものの、それほど運動量は必要としません。成犬の場合の散歩は1日2回各20〜30分が目安で、お散歩とお家の中の遊びだけでも十分な運動が見込めます。
ただし、運動量が足りないと肥満になりやすい特徴があります。健康維持のためにもお庭遊びを取り入れてみてはいかがでしょうか。飼い主さんにたくさん遊んでもらいたいと思っているわんちゃんが多く、一緒にお庭で遊ぶことも楽しんでくれるでしょう。
あまり吠えない犬種のため、お庭でも安心して過ごせることと思います。一方で興奮しやすい一面もあるため、指示で落ち着かせられるようにしつけておくことが大切です。
また、フレンチ・ブルドッグが暑さ寒さに弱いという点は、お庭遊びにおいても考慮が必要。鼻が極端に短い短頭種のため、夏場の体温調整が苦手で、さらに興奮した際には体温が上がりやすくなります。お庭遊びにおいても熱中症対策は必須で、日没後や風通しが良い日陰で時間を決めて遊ぶなどして、愛犬の健康を守ってあげましょう。また、冬場には服を着せるなどの寒さ対策が必要です。
では、フレンチ・ブルドッグと一緒に楽しめるお庭遊びをご紹介します。
・ボール遊び
忠誠心が強く、飼い主さんと一緒にいることが好きなフレンチ・ブルドッグは、ボール遊びも楽しんでくれるでしょう。フェンス設置など脱走防止対策をしていれば、ボール一つで十分遊ぶことができます。
誤飲の危険がある小さなサイズのボールではなく、愛犬がくわえられる程度のサイズを選びましょう。また、わんちゃんにボールを与えて後は自由に遊ばせる、という遊び方をすると、誤飲や怪我の危険があります。愛犬に寂しい思いをさせないためにも、「よくできたね」とコミュニケーションを取りながらボール遊びを楽しみましょう。
さらに、ボールを取りに行った先で、夢中になって物に飛び乗ることも考えられます。着地の際に怪我をする恐れもあるため、フレンチ・ブルドッグが過ごすお庭では、できる限りよじ登れる場所や段差をなくすよう心掛けることが大切です。
・引っ張りっこ
引っ張りっこは、専用のロープやおもちゃさえあればできる遊びで、準備も手軽です。飼い主さんと一緒になって遊ぶことができるため、わんちゃんにも喜んでもらえます。子犬期の噛む欲求を満たすためにもおすすめです。
引っ張りっこを続けていると、徐々に犬が興奮してくることがあります。フレンチ・ブルドッグは興奮しやすい性質があるため、特に注意が必要です。うなったり、おもちゃを振り回したりする前に、クールダウンの時間をしっかりと取りましょう。
・おやつ探し
物覚えが良いなど賢く、探したり発見したりすることを楽しむフレンチ・ブルドッグにとって、おやつ探しはぴったりの遊びです。お庭の中の数カ所におやつを隠し、わんちゃんに探してもらいましょう。
室内でも楽しむことができるおやつ探しは、お庭で行うことで、日光を浴び、土や空気の匂いも楽しみ、室内よりも広く動き回れるなど、犬がもつ欲求をより満たすことに繋がります。
熱中症対策と応急処置
これからの季節、フレンチ・ブルドッグは特に熱中症対策が必要です。
予兆や応急処置の方法を簡単にご紹介します。
【予防法】
お庭で遊ぶときは、日陰や風通しのよい涼しいところ、日没後などできるだけ気温の低い時間帯や場所にします。
また水分補給がいつでもできるよう、お水やスポーツドリンクを薄めたものを用意しておきましょう。タオルやバンダナで包んだ保冷剤を首に巻いたり、犬用の「ネッククーラー」なども活用して、できるだけ体温が上がりすぎないようにします。
【熱中症のサイン】
ハアハア呼吸が荒くなり、口呼吸をし始めます。また呼吸のしすぎで舌の色が濃い茶色 になったり、しっかり酸素が吸えていないため、チアノーゼ(舌の色が紫 色)状態になることも。特にフレンチ・ブルドッグをはじめとした短頭犬種は、ガーガーと特徴的な呼吸が聞こえてきたら要注意です。
【熱中症の応急処置】
基本は、人と同じようにとにかく冷やしてください。直接水を体にかけて全身クールダウンさせましょう。あれば氷水に浸したタオルなども使用し、体温を下げます。特に首元や脇の下、後ろ足の付け根(股の間)を冷やしながら、すぐに動物病院へ連れていきましょう。
また呼吸がしやすいように口を開けて気道を確保します。仰向けにはせず、お座りの姿勢または伏せの状態にして、舌を引っ張り出すと口が自然と開きます。嫌がるようなら無理にしなくても構いません。
水分補給ができそうな状態であれば、スポーツドリンクを二倍~三倍希釈してから与えてください。
【基礎疾患・心臓病を患っているわんちゃんは冷やしすぎにも気を付けて】
体温を下げることが最も重要ですが、基礎疾患のあるわんちゃん、特に心臓病を患っているわんちゃんは、急激な体温の降下は危険な場合もあるので冷やし過ぎには要注意です。
まとめ
室内だけでなくお庭でも遊べるようになれば、わんちゃんはこれまで以上に楽しく過ごせるのではないでしょうか。長時間の遊びは疲れや関節痛などに繋がりやすいため、お庭で楽しく遊んだ日は、散歩時間を少し減らしてあげるなど工夫しましょう。またこれからの季節は、特に熱中症には気を付けてあげてください。
今回ご紹介した「フレンチ・ブルドッグに合ったお庭での遊び方」のポイントをぜひご参考いただき、こんなお庭にしてみたいというご要望がありましたら、ガーデンプラスまでお気軽にご相談ください。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。ガーデニングも楽しみつつ、愛犬とも遊べるお庭づくりをお手伝いさせていただきます。お気軽にご相談ください。
この記事の監修者:DogHuugy
お泊り予約サイト「DogHuggy」や犬とのライフスタイルマガジン
「DogHuggy Magazine」の運営を担当する犬のプロが記事監修を行っています。
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