柴犬のお庭での過ごし方・遊び方!おすすめエクステリアも紹介
運動好きで番犬気質な柴犬のために、どんなお庭づくりができるのかをご紹介します。

柴犬と暮らしている、またはこれから柴犬を迎え入れる予定という場合には、まず室内環境を整えているご家庭が多いことと思います。
一方で、柴犬は基本的に屋外で遊ぶのも好きな犬種であり、愛犬のためにお庭づくりをすることで、お家がより一層楽しい空間になるはずです。
そこでこの記事では、柴犬が過ごしやすいお庭とはどういうものか、あると便利なエクステリアは何かなど、柴犬のためのお庭づくりについてご紹介します。
運動好きで番犬気質な柴犬
柴犬は日本に古くからいる土着犬で、縄文時代から私たちと一緒に過ごしていたとも言われています。日本の気候にも慣れていて、山岳地帯で鳥や小動物を狩る猟犬として活躍していました。そのため、運動が好きで、たくましさもあることが特徴です。
柴犬の性格としては、非常に忠誠心が強く、飼い主や家族が元気がない場合には傍に寄り添ってくれるなど、愛をもって接してくれます。といってもいつもベタベタとくっついてくるのとは違い、ひとりで過ごす時間も大事にするなど、自立心の強さもある犬種です。また、控えめで我慢強いという点は、どこか日本人的な気質を感じさせます。
身内には非常に従順である一方、それ以外の人には強い警戒心を見せるのです。知らない人が周りにいるとずっと吠え続けるなど、言うことを聞かない頑固な一面も。
その他、きれい好きで、自分のテリトリーを汚したくないという柴犬も多くいます。トイレはテリトリー以外の決まった場所でしかしない、もしくは室内では一切せずに、散歩などで外に出た際にしかトイレをしないなんてこともあるでしょう。
ちなみに、柴犬の中には「豆柴」も存在しますが、犬種の名前ではなく、サイズが小さい柴犬のことを指します。
柴犬にもそれぞれ性格があるため、「柴犬の中でも愛犬の性格はどうか」といった点もよく考慮してあげることが大切です。
それでは、お庭づくりの具体的なポイントをご紹介します。
我慢しがちな柴犬のために、暑さ寒さ対策は必須
柴犬は日本の気候に慣れていることから、一昔前は外飼いが主でしたが、近年は室内飼いが増えています。ただ、基本的に屋外も大好きなので、お庭でのんびりと過ごせるような環境を整えてあげると良いでしょう。
寒さには強いと言われる柴犬ですが、飼い主さんが大丈夫そうと思っていても、単に我慢をしていることもあります。土やコンクリートに直に体が触れるとお腹から冷えてくるため、冬場に愛犬が外でのんびりと過ごしたがっている際には、毛布などを敷いて寒さ対策をしてあげましょう。
また、他の犬種と同様に暑さが苦手です。夏のお庭は熱中症の危険があるため、基本的に気温の高い時間帯に外に出ることは避けましょう。愛犬が外に出たがる際には、朝晩などの涼しい時間に日陰で過ごすことをおすすめします。お庭の日陰は、植栽・テラス屋根・シェード・オーニングなどで作ることができます。
こちらは外飼いのわんちゃんのためにテラス屋根を設置した工事です。植栽で日陰も作られたお庭でしたが、テラス屋根をつけることで更にわんちゃんが雨で泥だらけになったり、体が冷えるのを防げます。屋根には物干し竿掛けも取り付け、洗濯物干しのスペースとしてもご利用いただけます。
外からの視界を遮った自宅ドッグランで体力を発散
朝・夕2回の散歩をしても、シニア期に入るまでは、まだまだ運動量が足りないとわんちゃんは感じているかもしれません。満足のいく運動ができないとストレスを抱えさせてしまうため、自宅ドッグランは運動好きな柴犬にぴったりです。
広大な敷地ではなくても、柴犬が自由に動き回れる広さがあれば、自宅ドッグランを作ることができます。広さよりも大切なのは、わんちゃんが安心して過ごせる空間にしてあげることです。柴犬は番犬気質で、見知らぬ人や飛んでいる鳥などが見えると、警戒吠えをすることが多々あります。
そのため、活発に動きたがる愛犬のために自宅ドッグランを作る際にも、シニア期に入った愛犬がのんびりと過ごすための空間を作る際にも、人通りが多い道路と接する場所は避けたほうが良いでしょう。できるだけ外から見えない奥まった場所に、遊びスペースや居場所を作ってあげることをおすすめします。
また、視界を遮るフェンスがあると、より一層の安心につながります。フェンス設置の際は、目隠しになるかどうかという点に加えて、脱走防止のための「高さ」と「すき間」も考慮することが大切です。
柴犬のための脱走対策としては、高さ1,200mm以上を目安としてフェンスを設置しましょう。フェンス自体のすき間、そして地面とフェンスのすき間は、それぞれ70mm以下にして対策すると安心です。あくまでも目安であり、愛犬の体の大きさを考慮しましょう。
また、柴犬は穴掘りが好きな犬種です。そのため、自宅ドッグランを作るのが難しい場合などは、お庭の一角に自由に穴掘りができるようなスペースを作ってあげると喜ぶでしょう。この際に、花壇が近くにあると掘り返す可能性があるため、花壇は愛犬が届かない高さにするか、遊び場所とは分けるのがおすすめです。
こちらは旗竿地という立地のため長いアプローチがありましたが、フェンスや門扉を付けてドッグランとして活用できるようリフォームした事例です。地面も穴を掘られないようほど土間コンクリートで舗装しました。お隣が建物や駐車スペースであれば人の行き来も少なく、わんちゃんが安心して遊べます。
テリトリーを汚したくない柴犬のために、お庭にトイレスペースを設置
きれい好きな柴犬は、自分のテリトリーである室内でトイレをしないという子も多いです。しかし天候が良くなかったり、飼い主さんやわんちゃん自身が怪我をして散歩ができなくなったとき、散歩しなくてもトイレができるようにトレーニングしておきたいもの。そこで室内を汚したくない柴犬のために、お庭にトイレスペースを作ってあげてはいかがでしょうか。専用のトイレスペースを設けずに、お庭や敷地周辺で自由におしっこをさせていると、土や砂利には臭い成分が蓄積されていきます。はじめのうちは気にならなくても、時間が経つにつれて臭ってくるのです。そこで、消臭砂利などを使用したトイレスペースを作ってあげると、臭い対策ができます。
お庭のトイレスペースはこちらの記事を参考にしてください。
きれい好きな柴犬のために、立水栓やガーデンパンがあると便利
柴犬はきれい好きなため、自宅ドッグランで走り回ったりした後には、足をきれいにしてあげましょう。穴掘りで体が泥だらけになった場合にも、お庭に立水栓・ガーデンパンなどの汚れを落とせるエクステリアがあると便利です。わんちゃんの足の泥汚れなどは、タオルで拭くよりも楽にきれいにすることができます。
散水栓を立水栓へ変更することはもちろん、配管工事で水栓の場所を移動させることも可能です。また、給湯設備に接続すればお湯も使える立水栓もあり、シャワーヘッドで全身を洗うこともできるようになります。
足を洗った場合は、ドライヤーでしっかり乾かしてあげましょう。わんちゃんは濡れた箇所を気にして舐め続けてしまいます。過剰に舐めていると、皮膚炎になることもある点に注意が必要です。
そこまで足が汚れない散歩の際などは、固く絞ったタオルで拭いてあげるだけでも問題ありません。その際にも、立水栓を設置した足洗い場があると便利ではないでしょうか。
立水栓・ガーデンパンはこちらの記事を参考にしてください。
まとめ
室内だけでなくお庭でも遊べるようになれば、わんちゃんはこれまで以上に楽しく過ごせるのではないでしょうか。今回ご紹介した柴犬のためのお庭づくりのポイントをぜひご参考いただき、こんなお庭にしてみたいというご要望がありましたら、ガーデンプラスまでお気軽にご相談ください。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。ガーデニングも楽しみつつ、愛犬とも遊べるお庭づくりをお手伝いさせていただきます。お気軽にご相談ください。
この記事の監修者:DogHuugy
お泊り予約サイト「DogHuggy」や犬とのライフスタイルマガジン
「DogHuggy Magazine」の運営を担当する犬のプロが記事監修を行っています。
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