愛犬とお庭でプール遊びを楽しもう!必要な準備や注意点とは?
お庭やウッドデッキに手軽に設置できるプールは、水遊びが初めてのわんちゃんにもピッタリです!

こんにちは。梅雨も明けて、本格的な夏の暑さが続く毎日となってきましたね!先日は熱中症についての記事を書きましたが、人も犬も昼間の暑さには要注意の日々が続いています。
特に日本の夏は35℃を超える猛暑日も珍しくなく、犬も人も外で遊ぶのを控えることが多いかもしれません。そんな中でも「愛犬と夏らしいことをしたい!」というときには、ご自宅のお庭で、一緒に「プール遊び」をしてみてはいかがでしょうか?わんちゃんと楽しく安全に遊ぶために、必要な準備や注意点などをご紹介します。
犬によって水遊びの好き嫌いがある
わんちゃんと川沿いや田んぼなどを散歩しているときに、浅瀬や用水路にばしゃばしゃっと入ってしまったという経験をお持ちのオーナーさんもいるかも知れません。お庭に水をやっているときに、ホースの水に飛びついてくるわんちゃんもいますよね。
川や海の浅いところで水遊びを楽しんだり、健康のために施設のプールでトレーナーの指導のもとで泳いだりと、水遊びが好きな犬や泳ぎが得意な犬も多いのです。
近くに川・海や犬用のプール施設がない場合でも、お庭のプールであれば、遠出せずに溺れる心配も少なく、犬に水遊びをさせてあげることができます。夏の暑さから外で思う存分に遊べずにいる犬にとって、プールでの水遊びは、体温が上がりすぎることなくストレス発散や運動不足解消に役立つのです。
ただ、水に触れる機会が少ないまま育ったわんちゃんなどは、水を怖がることがあります。犬は泳ぐことができる動物ではありますが、すべてのわんちゃんが水遊びを好んだり、泳げたりするわけではないのです。
例えば、柴犬などの日本犬はもともと山間部に住んでいて、水に入る機会も少なかったことから、水が得意ではない犬種と言われています。「うちの柴犬はシャンプー嫌い」と感じている飼い主さんも多いのではないでしょうか。一方で、ゴールデン・レトリーバー、ラブラドール・レトリーバー、プードルなどは、水が好きで泳ぎも得意な犬種として知られています。
ただし、水遊びが好きな柴犬がいたり、水に関する怖い経験があって水を嫌がるゴールデン・レトリーバーもいたりと、犬種というよりも犬それぞれで差があります。そのため、水を怖がるわんちゃんに対しては、決して無理に水で遊ばせないことが大事。プールの準備をする前に、浴槽に足元が浸かる程度の水をためてわんちゃんが入るか、手足や体に水を優しくかけても嫌がらないか、といった方法で愛犬が水を怖がらないかを確認しましょう。
水を警戒している程度であれば、少しずつ慣れさせていきましょう。顔は避け、始めのうちは足元だけ水に浸からせるなどして、おもちゃを使いながら「水遊びは楽しい」と感じてもらうことが大切です。
また、妊娠中・手術直後・心臓などに持病があるなどの犬は、水遊びが体の負担になることも。愛犬にとって問題がないかどうか、まずは動物病院の先生に確認しましょう。
プール遊びに必要な準備
わんちゃんとお庭でプール遊びをするには、「プール」と「水栓・ホース」を準備するだけなので、とても手軽に始められます。室内からホースで水を引いてきてもいいですが、お庭に立水栓などがあると、水をためたりプールを洗ったりするのに便利です。設置時には排水溝や雨水枡の位置を確認しておきましょう。
プールには空気を入れて膨らませるビニール製、組み立て式のフレームタイプ、折りたたみ式などがありますが、ビニール製の膨らませるタイプの場合、噛んだり引っ掻いたりして破ける可能性があるため、フレーム組み立て式や折りたたみ式のプールがおすすめ。頑丈で大型なのはフレーム式ですが、折り畳み式でも十分お子様が入れる大きさのものもあります。どちらも遊び終わったあとに空気を抜く手間がなく、大きな排水口がついているので片付けが楽です。
また、大きいプールほどダイナミックに遊ぶことができますが、泳ぎ回れるような広さ・深さがなくても水遊びを十分に楽しめます。ボールなどのおもちゃをプールに浮かべたり、ホースや水鉄砲を使ったりと、プールがあることで愛犬とたっぷりコミュニケーションを取れるのです。
プールを設置したら、まずは浅い水位で慣れさせてから、徐々に水を足してあげると怖がりにくくなります。コーギーやダックスフンドなど、足が短い犬は特に水位に注意が必要であり、慣れるまでは胸のあたりが浸かる水位で止めましょう。
日陰・休憩・水分を意識して熱中症対策
プールで遊ぶ際には、直射日光を避ける手段を用意しましょう。プールに入っていれば体を多少冷やせるものの、直射日光に当たり続けていると熱中症の危険が高まります。基本的にプールは日陰に設置して、炎天下の中で犬がへとへとになるまで遊ぶようなことがないようにしましょう。
お庭に日陰となる場所がない場合には、植栽・テラス屋根・パラソル・サンシェードなどで日陰を作ることができます。
また、水遊びは思っている以上に体力を使うため、こまめな休憩が必須です。熱中症対策のため、水分補給もしっかり行ってあげましょう。
一方で、水遊びによって水を飲みすぎてしまう危険もあります。水分を大量に摂取すると、血液中のナトリウム濃度が低くなる「水中毒(低ナトリウム血症)」というものが起こる可能性も。けいれんや麻痺など、危険な症状に発展することもあります。
こうしたことから、愛犬が熱中症や水中毒などを起こさないよう、水遊びは1回10〜15分を目安に、犬の体調をよく観察しながら行うようにしましょう。人間と同じように、わんちゃん用にも熱中症や水中毒対策としてナトリウム分を溶かした「経口補水液」も売られています。体調を崩したときのミネラル補給としても有効なので、ストックしておくといいでしょう。
遊んだ後の冷えにも注意
犬の体が濡れた状態で気温が下がってくると、冷えによって体調を崩す可能性があります。夕方には気温が下がってきますので、それまでに水遊びを切り上げて、水から上がった後にはできるだけ早くタオルとドライヤーで乾かしてあげましょう。
体温調節が苦手な犬にとって、毛が濡れたままになってしまうと思っていたよりも体温が下がってしまう可能性も。休憩してまた水遊びをするという際には、休憩中も体を濡れたままにせず、一回タオルで拭いてあげるとよいですね。
まとめ
ご自宅のお庭やウッドデッキなどに、手軽に設置できるプール。熱中症などへの対策を行うことで、楽しく安全に愛犬と遊ぶことができます。
水遊びが初めての場合は、少しずつ水に慣れさせることからスタートしましょう。慣れてくれば水遊びが好きになるわんちゃんも多いです。愛犬とともに夏ならではの遊びを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。ガーデニングも楽しみつつ、愛犬とも遊べるお庭づくりをお手伝いさせていただきます。お気軽にご相談ください。
この記事の監修者:DogHuugy
お泊り予約サイト「DogHuggy」や犬とのライフスタイルマガジン
「DogHuggy Magazine」の運営を担当する犬のプロが記事監修を行っています。
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