ドッグラン以外にもおすすめの外構プチリフォーム!犬との暮らしに役立つ工夫
お庭・玄関先・花壇などの外構を一工夫することで、わんちゃんも飼い主さんも暮らしやすくなります。

わんちゃんと一緒に暮らす際、お庭スペースももっと便利に使えるようにならないかとご相談をたくさんいただきます。一番多いご希望は、やはりこれまでご紹介してきた自宅ドッグランの設置ですが、遊びのためのスペースを作ること以外にも、おすすめのプチリフォームがあります。犬が喜ぶ、犬との暮らしに役立つ、そんな外構におけるちょっとした工夫をご紹介しますので、ぜひご覧ください。
外構プチリフォームで犬との暮らしを快適に
ウッドデッキや門柱を設置するお庭・門まわり・アプローチといった場所や、フェンス・カーポートなどのエクステリア、花壇などお家の周りにある様々な物を総称して「外構」といいます。特に私たち外構店では、お住まい以外の敷地部分全体を「外構」と呼んでおり、エクステリア工事だけでなく、駐車スペースの舗装や植栽工事なども外構工事としてご提案しています。
お住まいはハウスメーカーと念入りに打ち合わせて納得の建物を建てられたけれども、外構工事には時間的、予算的に余裕がなかった…と新築住居を建てられたお客様からお話を頂くことがあります。結果、泥だらけの駐車スペースで玄関まで汚れたり、お庭が雑草だらけになってしまったり、帰宅時に真っ暗なお庭を進んだり…と居心地のよいお住まいまでたどりつくのが大変になってしまいます。だからこそ、外構もお住まいと同じぐらい機能やデザイン、使いやすさが大事です。
犬の暮らしももちろん人間と同じことが言えます。愛犬が居心地良く暮らせるようにしてあげたい、愛犬の安全を守りたいという際に、お家の中の床材や寝床などにこだわっている方は少なくないと思いますが、実はお庭などの外構も色々な工夫ができるのです。
実際に外構プチリフォームをして、「愛犬も嬉しそうにしている」「高齢になった犬が安全に過ごせるようになった」「飼い主としても安心・便利になった」など、お客様のお声も多数いただいております。
では具体的にどのような外構プチリフォームがあるのでしょうか。おすすめポイントとともにご紹介していきます。
足腰への負担が減るスロープのリフォーム工事
玄関までのアプローチに階段や段差がある場合には、スロープにすることで移動がラクになりますね。階段や段差は思っている以上に犬の足腰に負担となる場合があり、特に人気の犬種のダックスフンドは胴長で足が短いことから注意が必要なのです。腰に負担がかかって椎間板ヘルニアを患うこともあります。
また、どの犬種もおよそ7〜10才でシニア期に入り、老犬になると足腰が弱ってくるものです。足がうまく動かない、目が悪くなって着地点が見えにくいなど、今までのように階段や段差を昇り降りすることが難しくなり、怪我につながる可能性もあります。
そんな時の対処としては、通用門やアプローチ階段、散歩に行くための通り道にスロープの設置をおすすめしています。スロープ部分を新たに設けなくても、既存の階段のステップ幅のうち、階段のうちわんちゃんが通る幅だけスロープにするといったリフォームも可能です。自転車やカートを移動させるのにも便利なので、人間にも優しいプチリフォームと言えますね。
花壇を高くしていたずら防止を
お庭づくりの楽しみの一つがガーデニング。しかし、愛犬が花壇に入ってしまい、せっかく育てた植物も、誤飲されたり、掘り返されたり、おしっこをかけられたりといったことが考えられます。ガーデニングを楽しむうえでは、わんちゃんが花壇に入らないように気をつけたいものですね。
愛犬が通る場所とガーデニングの場所を分けるのが理想ではありますが、花壇を高くすることでもいたずら防止につながります。また、門まわりでガーデニングを楽しんでいる場合に起こり得る「散歩中の他の犬が花壇に入ってしまう」という困りごとにも効果的です。花壇を高くする他にも、低木などボリュームと硬さのある木で侵入を防止したり、低めの柵やフェンスを立てたりといった方法も有効です。
ガーデニングを楽しむ際には、犬が食べると危険な植物を知っておくことも大切。摂取すると嘔吐・下痢・大量のよだれ・けいれん・皮膚炎症・呼吸困難などの中毒症状を引き起こす植物もあります。防虫剤や肥料にもわんちゃんが口にすると危険な成分が入っているものもありますので、注意して作業するようにしましょう。
芝生スペースで快適性アップ
お庭で遊んだり日向ぼっこしたりすることで、散歩以外の楽しみを犬に感じてもらうことができます。もちろんお庭が土のままでも一緒に遊ぶことができますが、足腰への負担が少なく、デリケートな肉球にも優しいことなどを考慮すると、芝生がおすすめの舗装材です。
天然芝は手触りや質感も良く、わんちゃんにとっても気持ちが良いもの。ただ、水やりや刈込といったメンテナンスが必要となるため、なるべく手間を減らしたい場合には、人工芝が導入しやすいのではないでしょうか。
その他にも、ウッドチップやゴムチップ、インターロッキングなど舗装材は様々あります。犬種や性格によって材料にも合う、合わないがあるため、人工芝とゴムチップを組み合わせるのが適しているといったような場合もあるでしょう。
舗装材を使うことで、雨が降った後も愛犬の足に泥が付きにくい、雑草が生えにくくなるなどのメリットを感じられ、犬と人が快適に過ごすお庭づくりに役立ちます。
こちらはシニアのわんちゃんのために、雑草対策をしたお庭に天然芝スペースを残した事例です。わんちゃんが気持ちよさそうに寝転がってくれていますね。刈込などもしやすいサイズ感です。
門扉・カーゲートを設置で飛び出しを防ぐ
門扉の工夫やカーゲートの設置も、犬の安全面を考慮した外構リフォームの一例です。
お庭から外へとつながる門扉や玄関は、犬が脱走する可能性が高い箇所となります。
例えば玄関から道路までが直線のレイアウト場合や、距離がとても近い場合は、わんちゃんが飛び出して思わぬ事故につながることも。そこで、オープン外構でも門扉を設置してはいかがでしょうか。
門扉で気を付けたいのは、犬は飛び越えられない高さの扉であっても押し開けてしまう可能性があることです。「取っ手をプッシュプル錠にする」「サムターン錠(回転式のツマミ)を解除しないと開かないようにする」「お庭側から手前に引かないと開かないようにする」といった工夫を施しましょう。
アプローチから道路までの距離が短い敷地の場合は、写真のようなスライドドアや伸縮門扉ならコンパクトスペースで設置できます。また玄関前だけ目隠しフェンスやブロック塀を設置し、正面に勢いよく飛び出さない工夫をするのもおすすめです。
駐車スペースはお車の出入りのためにオープンにされている方も多いですが、こちらもカーゲートをつけておくとわんちゃんの飛び出し防止に役立ちます。伸縮門扉なら幅広い間口に対応できて手軽に設置できますし、跳ね上げ式カーゲートならフェンスのようなおしゃれなデザインで、電動で開閉させることもできて便利です。
カーゲートも門扉と同じく高さに注意するほか、小さなわんちゃんはゲート下の隙間をすり抜けてしまうことがあるので、写真のように地面まで格子を延長させた「ペットガード付き門扉」がおすすめです。
立水栓やガーデンパン設置で足や全身を洗いやすく
お庭で遊んだり散歩をしたりすると犬の足は思った以上に汚れるもので、泥が付いて汚れるだけでなく、見た目にはわからない雑菌などが付くこともあります。そこで、お庭に立水栓を設置すると、わんちゃんの足を室内に入る前に手軽に洗うことができます。給湯設備に接続すればお湯も使える立水栓もありますし、より足を洗いやすいシャワーヘッドもあります。
立水栓工事はガス管やメーター、雨水や汚水など、地中の配管に干渉するものがなければ、意外と手軽にできるリフォームのひとつ。すでに設置されている散水栓を立水栓へ変更することはもちろん、配管工事で水栓の場所を移動させることもできます。きれいに足を洗ってすぐ室内に入れるよう、玄関や勝手口、掃き出し窓などのそばに立水栓を設置するのがおすすめです。愛犬の足や全身を洗うのに使えるだけでなく、お庭の水撒きや掃除、洗車などの際にも便利ではないでしょうか。
更に、愛犬のために立水栓を取り付ける際には、受け皿となるガーデンパンにも一工夫を。わんちゃんのサイズに合わせた広さがあり、安定して立つことができるパンをお選びください。既製品もバリエーション豊富ですが、レンガやタイルを使ってお庭のテイストに合わせたガーデンパンの造作もできますよ。
まとめ
今回ご紹介したように、お家の周りである外構にも、わんちゃんのために工夫できる箇所がたくさんあります。外構プチリフォームで愛犬に喜んでもらい、飼い主さんも安心や便利さを実感していただきたいと思います。ガーデンプラスでは現地調査・見積作成まで無料ですので、自分の庭ならどんなことができるのか、外構のプロであるプランナーに気軽にご相談ください。

些細なことでも大歓迎!お気軽にお問い合わせください
お庭に関する事なら、ガーデンプラスへお任せください。ガーデンプラスは、全国で外構工事を手掛けるガーデンメーカーです。店舗でのご相談はもちろん、フォームやお電話からのお問い合わせも承っております。
記事に関してのご質問は、外構のプロスタッフがお答えいたします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。ガーデニングも楽しみつつ、愛犬とも遊べるお庭づくりをお手伝いさせていただきます。お気軽にご相談ください。
この記事の監修者:DogHuugy
お泊り予約サイト「DogHuggy」や犬とのライフスタイルマガジン
「DogHuggy Magazine」の運営を担当する犬のプロが記事監修を行っています。
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