かんたん庭レシピNo. RCP29035植栽情報

posted by  ガーデンプラス本部

パンジーの種まきから開花までの様子を写真付きでご紹介!

お気に入りのパンジーを初めて種から育ててみました!10月の種まきから3月の開花までをレポートします。

ムーミンパパA

こんにちは、ガーデンプラスの中川です。
昨年ブログにもよく登場させていたブラックパンジーにすっかりハマり、今シーズンは種から育ててみようと10月からチャレンジしました(ブラックパンジーはなかなか入荷しないだろうと思ったので…)。
ようやく花が咲きだしましたので、種まきからの様子をレポートしたいと思います。

種まき・底面給水での発芽に挑戦

パンジー・ビオラの種はとっても小さい!

パンジー・ビオラの種はとっても小さい!

パンジーやビオラは秋から冬頃に苗が出回りますが、種の蒔き時は秋口。特に最高気温が25度を越えなくなる頃です。種苗農家さんでは気温のコントロールのためにクーラーをつけたり、風通しよくして秋には出荷できるように育てたりしているそうですが、個人宅ではそういうわけにもいきませんので、私は10月になるのを待ちました。

 

パンジーやビオラの種はものすごく小さく、ゴマぐらいのサイズしかありませんので、取り扱いには気を付けてください。今回はお目当てのブラックパンジー「ブラック・プリンス」の他に、スタンダードで育てやすい「F1・ピカソ(ミックス)」と、人気のフリルタイプの「シャロン・ジャイアント(ミックス)」を一緒に撒いてみました。

お茶葉用ティーバッグが手軽

お茶葉用ティーバッグが手軽

大きな鉢などに一気にパラパラと撒いて、発芽したら一株ずつ移植しても良いのですが、あまり根を傷めたくなかったため、最初から小さなポットに撒くことにしました。用意したのはお茶葉を小分けにする不織布の小袋です。くるりとひっくり返すとマチ付きの簡易ポットができます。衛生的ですし、透水性がありますが目が細かいので土は流れません。

ポットが泥だらけで申し訳ありません…不織布ポットに、湿らせた発芽専用の土を半分ほど入れて種を撒いています。パンジーは好日性のため、種の上には軽く土をかけるだけでOK。深く埋めると発芽しなくなるのでご注意ください。

 

大きな水切りカゴとトレーに並べて底面給水させる

大きな水切りカゴとトレーに並べて底面給水させる

小さな種は水をかけると流れてしまう可能性があるため、大きな水切りカゴとトレーに種まきしたポットを並べて、下から2cmほどの高さまで水を入れて浸し、底面給水させます。種まき後はとにかく水切れに注意しないといけないのですが、この方式ですと、仕事で一日家を空けても湿った状態を維持できました。明るい日陰に置いて、発芽を待ちます。プランツタグには品種名とともに種まきした日を書いておくと、記録に便利です。

発芽し、双葉が育つ

左が10/21、右が11/1撮影の双葉の様子

左が10/21、右が11/1撮影の双葉の様子

10月21日には7割方発芽し、しっかり双葉が出てきました。庭で発芽していたら雑草との違いが分からず抜いてしまいそうですね…

 

11月1日には9割方発芽し、もう本葉が出てきたものもいます。早速ポットあげすることにしました。

左が11/1、右が1/17撮影

左が11/1、右が1/17撮影

お馴染みの苗用の黒いポットに、通常の園芸用の土をあらかじめ入れておきます。お茶パックの両脇を切り開いて、培養土のままぽんと入れ、空いたスペースに土を補充するだけです。根も傷めずにすみました。
写真ではまだ間引いていませんが、込み合ってきたら不要な芽を引き抜くのではなく、軸を切ってしまいます。こうすることで残す苗の根には影響がありません。

 

私の住む神戸の海側は、冬でも氷点下になることはあまりありません。が、今年は氷点下の夜があり、苗もしおれてしまってハラハラしましたが、なんとか復活しました。ボリュームの出てきた苗から庭植えしましたが、3月の暖かい日が続いたころにようやくつぼみがあがりはじめました。

開花

育てやすいパンジー・F1ピカソ。さっそくお庭に定植しました。

育てやすいパンジー・F1ピカソ。さっそくお庭に定植しました。

ついに開花です!種から育てた際の一番の喜びは、やはり一番花が咲いたとき。苗を購入するときには花を見てから買うことができますが、種から育てた場合はどんな花になるのか分かりません。特にミックスカラーの種を撒いた場合は、想像以上のものが出ると嬉しさもひとしおです。

 

まずは育てやすくてスタンダードなF1・ピカソが咲きました。よく生長していたので早速庭に定植しています。黄色のブロッチのほかに、紫のブロッチ、青、白などが出ていますね。株は小ぶりですが、花は思っていたより大きく、庭植え後もしっかりつぼみが出来ていました!

「シャロン・ジャイアント」は、フリルとアンティークな花色に感動

「シャロン・ジャイアント」は、フリルとアンティークな花色に感動

こちらはフリルタイプの「シャロン・ジャイアント」。こちらはポットの方が、定植したものよりも開花が早かったです。フリルもしっかり入り、かなり個性的なグラデーションカラーが出ました。綺麗な色だったので最近ガーデニングにハマりだした実家の父に3株ほどあげてしまったのですが、他のポットの開花が楽しみです。

念願のブラックパンジー。ちゃんと咲いてくれました。

念願のブラックパンジー。ちゃんと咲いてくれました。

念願の「ブラック・プリンス」も咲きました。この柔らかで濡れたようなブラックは、昔飼っていたラブラドール・レトリバーの毛並みを思い出します…。全部で10ポッドほど咲かすことができました。

 

今回は初めてパンジーを種から育ててみましたが、冬の途中から葉の変色が見られ、栄養不足になっていることが分かりました。置き肥はしていましたが、ポットは土が少ないため、即効性の高い液肥も必要なようです。また栄養不足の延長ですが、全体的に株が小さく、根も細かったので、生育不良になっているように思います。お庭に植え替えてしばらく手厚く育てたいと思います。種から育ててみると、同じポットサイズでも健康的で力強い苗に育てられるプロの種苗農家さんの凄さを実感します。

 

また撒く時期が10月と遅めだったこともあり、冬にはかなり成長が鈍化しました。最近では品種改良されて、暑い時期に撒いても割と発芽率が良いという話も聞きますので、今後は半分ずつ時期をずらして撒いてみることにチャレンジしたいと思います。

 

種から育てる場合のメリットですが、今回のブラックパンジーのような、自分の好きな花・珍しい品種の苗をたくさん確保できます。手間はかかりますが、園芸店や通販サイトを回らなくてすみますので、じっくり育ててみてはいかがでしょうか?

 

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中川知春(ガーデンプラス本部)

最後までお読みいただき、ありがとうございました!次は春蒔きの種にチャレンジしてみたいと思います。今回の反省点を踏まえ、健康な苗に育てられるよう頑張ります!

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