寄せ植えよりも簡単な「寄せ鉢」でガーデニングを楽しむコツをご紹介!
お庭にお花を植えるスペースがない方、初めてガーデニングに挑戦する方におすすめな「寄せ鉢」のコツや植栽例をご紹介いたします!

こんにちは、ガーデンプラスの中川です。
このGWには真夏日を記録したという地域も多く、初夏の気候に移り変わってきましたね。バラをはじめ、これからのシーズンが開花期という花は多く、お庭が華やかになる気候です。しかしながら昨今の住宅事情から、「お庭面積があまり広くない」「ガーデニングを楽しみたいけれど植物を植える場所がない」というお家も少なくないですよね。
今回は花壇がない場所も素敵に飾ることができ、また初心者の方にも取り組みやすい「寄せ鉢」のテクニックをご紹介します。舗装したアプローチやウッドデッキにもおすすめですよ。
寄せ鉢とは…寄せ植えよりも簡単です。
まず寄せ鉢とは何かですが、簡単に言うと、「鉢植えの植物をバランスよく並べるだけ」というとてもシンプルな見せ方です。またその鉢植えの植物も、「寄せ植え」とは異なり、鉢に一種類を植えるだけでOK。様々な植物をバランスよく並べることで、混植した花壇のような景色を作る手法です。
メリットはというと、まず1種類の植物を植えるだけいいのでデザインをあまり考えずに済みます。寄せ植えにはセンスを必要としますが、寄せ鉢では、好きな花を植木鉢に移植するところから始められますよ。
第二のメリットとして、管理が楽です。日陰が好きな花と日向が好きな花を寄せ植えしてしまったり、酸性を好む花とアルカリ性が好きな花を寄せ植えしてしまうと、どちらかが枯れてしまう事態になりますが、寄せ鉢用の鉢植えは1種類の植物の調子だけを見ていればいいので、土質などは気にしなくてすみます。鉢植えにするときに栄養たっぷりの清潔な土を使えるのもいいですね。
また調子を崩したり、開花期を終えて休眠期に入った植物の管理にも便利です。特に宿根草や球根植物には落葉して休眠するタイプも多いので、地植えにするとお庭が寂しくなってしまうことも。鉢植えにしておけば、休眠期は裏庭などで管理できますし、長く育てることでどんどん株が成長して見事な花を咲かせてくれるようになります。
寄せ鉢をするときのコツ
1.同じ鉢で揃えましょう。
実は見落としがちなのですが、いろんな鉢を使ってしまうと植物よりも鉢のデザインに視線が集まってしまうので、ばらけた印象になります。できれば同じデザインの鉢のサイズ違いや、トーン違いで揃えるといいですよ。テラコッタや陶器の鉢はプラスチックのものよりも高価ですが、素朴さと味わいが出るのでおすすめ。また重さがあるため、強風の日も安心です。
2.高さの違う植物を植えましょう
単独で見せるのではなく、寄せ鉢も花壇のように考えた方がいいです。背の高い植物、中くらいの植物、背の低い植物を組み合わせるとうまくまとまります。背の高い植物の代わりに苗木などでもいいですね。また、鉢の下にレンガやブロックを積んで高さを調整できるのも寄せ鉢ならではです。
3.グラス類があると便利!
ホスタやフウチソウ、コリウスといった大きめのグラス類・カラーリーフ類は花々の脇役として便利です。また観葉植物やハーブなども、戸外で育てられる暖かい気候の間は取り入れてみてはいかがでしょうか?
寄せ鉢の植栽例
■ホワイトの鉢で揃えた上品な寄せ鉢
これからの季節に取り入れたいペチュニアは枝垂れて咲くので地植えには不向き。ですが、背の高い鉢植えなら他の植物に遠慮することもなく、魅力的に飾れます。カレックスやラベンダーのような形の違う植物を合わせると柔らかさが引き立ちますね。
■ナチュラルなテラコッタの鉢なら素朴な温もりある趣に
アガパンサスやディスタシア、ラベンダーなど初夏の花々を組み合わせた寄せ鉢で飾られた玄関ポーチ。テラコッタの優しさが花々の繊細さを引き立てて、ナチュラルで優しい雰囲気です。
■南国の植物も取り入れやすい
いつもは観葉植物として室内に飾るような耐寒性の低い南国植物も、夏の庭なら戸外でも元気です。鮮やかなカラーリーフや原色の花をホスタなどと並べると、一気に夏のお庭を演出できます。
いかがでしたでしょうか?
寄せ鉢はともすると断捨離を勧めたくなるような雑然とした印象になってしまいますが、飾る場所を決めて、違う高さの植物や緑を取り入れることがポイントです。また思い切って主役となる大きな鉢を使ってみるのもいいですね。片付けもしやすいので、ガーデニング初心者の方もぜひチャレンジしてみてくださいね。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました!お庭をお持ちの方も、植木鉢を花壇に半分ほど埋めて安定させると、季節ごとに取り換えできてメンテナンスしやすいですよ。私も今年はススキのような広がりやすい植物を鉢植えでやってみようと思います。
ガーデンプラス本部
Web担当
中川知春
お客様の目線に立って、お庭の楽しみ方や情報をお伝えしていきたいと思います。