黄色の花が咲く春の庭木
心を明るくするイエローカラーをお庭に取り入れてみませんか?毎年咲く育てやすい庭木をご紹介します。

こんにちは、ガーデンプラスの中川です。
突然ですが、皆さんはお庭にどんな色を取り入れていますか?エクステリアでは金属カラーや木調カラー、レンガのテラコッタ系など、やはりお住まいに合わせた色が中心になってきますが、お庭を彩る花や庭木であれば、お洋服の感覚で好きな色を組み合わせられますね。ガーデンデザインの中では花の色も重要で、お庭のテーマカラーを決めて、配色される方が多いようです。
今回は様々な花色の中でも、春の日差しのように明るいイエローカラーの花を紹介してみようと思います。最近はファッションでもトレンドカラーとして流行していますが、お庭の中では春夏や太陽をイメージさせる「ホットカラー」に属します。
強い色や個性的なシルエットを選べばアクセントに、クリーム系や小さな花を選べば優しい雰囲気にと、存在感がありながらも調整しやすい色味でもあります。
今回は庭木を中心に、春から夏までに咲くイエローカラーの花をご紹介します。
年が明けたら咲き出す「ソシンロウバイ」
いきなり渋めの庭木ですが、寒さ厳しい新春の頃、お庭で真っ先に咲き出すのがこのロウバイ。中国原産の落葉樹です。「蝋梅」と書くように、ロウでできたような透明がかった黄色の花は個性的で、花の少ない時期にはよく目立ちます。
ロウバイのよいところは上品な見た目だけではなく、素晴らしい香り。梅よりも香りが強く、清々しい冬の空気に漂ってきます。花が終わってからは瑞々しい若葉が芽吹き、夏の間は葉を茂らせています。耐寒性・耐暑性も強く、よく育つのでお庭向きの樹木です。
陽射しに暖かさを感じるころになったら、ミモザとエニシダの季節
黄色の小さく丸いふわふわとした花が枝いっぱいに咲くミモザ。ミモザと呼ばれる樹木の中でも一番多く流通している品種の「銀葉アカシア」は、その名が示すシルバーカラーの葉も特徴的です。苗のうちは細くて根も浅いので倒木しないように支柱を立ててあげてください。大きく育ったときの花の季節は見事です。シンボルツリーにもぴったりなので、プラントプランのプレゼント樹木にも採用しています(≫プラントプランについてはこちらをどうぞ)。
ミモザはボリュームが出るまで管理が難しそうという方には、エニシダもおすすめです。マメ科の常緑低木(品種によっては落葉するものも)で、枝先に垂れ下がって咲く花はフジにも似た姿です。園芸店では苗木の鉢植えでも出回っていますが、苗のうちから華やかな黄色い花を咲かせて楽しませてくれますよ。
つるばら初挑戦の方にもおすすめのモッコウバラ
春も半ばをすぎるとモッコウバラの季節です。つるばらを作るには誘引や剪定が必要になるため、バラの棘が困りものなのですが、こちらの中国原産のモッコウバラは棘がなくて強健なので、初挑戦の方にもおすすめです。また冬には葉が半分ほど落ちて少なくなりますが常緑性で、パーゴラなどに絡ませて木陰を作るのにもおすすめです。
鉢植えでも育てられますが、大きくしたいならやはり庭植えがおすすめ。フェンスやアーチなどよりかかれるものの近くに植えてください。誘引は簡単で、横に広がるように誘引するとボリュームが出ます。ややクリームがかった優しい色の小さな八重咲の花がたくさん咲く姿は、映画のワンシーンのようにエレガントです。
湿度を感じ出すころに咲き出すキンシバイやヒペリカム
梅の花芯に似た花を咲かせるキンシバイ(金糸梅)。半常緑低木で、春先に枝をたくさん伸ばし、枝先に花芽をつけます。花は、湿度が高い梅雨を感じさせる頃から咲き出し、濃い緑の葉のアクセントのよう。低木なので木の足元やアプローチなどにおすすめで、和風の庭にもよく合います。
また海外から来たキンシバイの園芸品種は「ヒペリカム」と呼ばれ、実は花屋さんでも実が切り花としてよく流通しています。花はすぐ散ってしまうのですが、ドングリのような実は徐々に赤くふくらみ、10月ごろまで色づく様子を楽しめます。
いかがでしたでしょうか?
黄色は明るさを感じさせ、心を湧き立たせるカラー。毎日疲れて帰ってきても、次の日の朝に黄色の花が咲くお庭を見たら、元気を取り戻せそうな気がしますね。今回は庭木を中心にご紹介しましたが、取り入れやすい一年草の花苗でも、イエローカラーはたくさんあります。ぜひお庭の彩りに加えてみてください。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。我が家に元々あったアプローチのバラは咲いてみると見事な大輪の黄色いバラで(品種は未だ不明)、毎日見るのが楽しかったです。今年も丈夫に咲いてくれますように!
ガーデンプラス本部
Web担当
中川知春
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