秋に増えるイネ科の雑草と対策方法をご紹介!
夏が過ぎて涼しくなり、ようやく秋らしい気候になりました。今回は秋によく見られるイネ科の雑草の種類やその対策方法についてご紹介いたします!

雑草というと、夏に成長の盛りを迎える印象がありますが、実は秋にも大きく成長する雑草があるのをご存知でしょうか。特にイネ科の雑草は、秋に穂をつけるため背が高くなりやすく、お庭の中でも存在感が日に日に大きくなります。今回はそんなイネ科の雑草でも町やお庭でよく見かけるものをご紹介いたします。
エノコログサ
ネコジャラシの愛称でも知られるエノコログサ。種類としては夏から初秋にみられる「エノコログサ」、穂が金色になる「キンエノコロ」、晩秋にかけて大きくなる「アキノエノコログサ」などがあります。エノコロとは「犬の子」の意味で、もともとは子犬のしっぽに似ていることから名づけられました。種子からのみ育つ植物ですが繁殖力が強く、一度発生すると毎年秋頃に生えてくるようになります。引き抜こうとしても上の穂の部分のみが抜けてしまうことも多く、駆除したいと思ってもなかなか対処がしづらい雑草です。
チカラシバ
エノコログサと似ているのがこちらのチカラシバ。エノコログサと異なり、穂がまっすぐに伸びているのが特長です。穂の部分は服などにくっつく「引っ付き虫」としても知られています。郊外や山が近いエリア、公園などで多く見られます。地中に大きな株をつくるため、引き抜くのは非常に困難。株は冬を越して翌年にも生えてくる他、種子でも繁殖します。
メヒシバ
庭や歩道、農耕地などで一般的にみられるメヒシバ。コンクリートやアスファルトの割れ目などにも生えてくる繁殖力の強い雑草です。芝生の中に根を張ると芝生の生育を邪魔することもあり注意が必要です。種子で増える雑草ですが、根がしっかりと生えるためこちらも引き抜くのは難しい植物です。似た植物に、一回り大きいオヒシバという雑草もあります。
タチスズメノヒエ
小さな粒が一列に並ぶタチスズメノヒエ。黒っぽい粒が穂にたくさんついている雑草と言えばイメージがしやすいかもしれません。似た種類の雑草としてより小ぶりな「スズメノヒエ」や「スズメノコビエ」、大きく育つが穂の数が少ない「シマスズメノヒエ」などがあります。多数の種子をつけるため繁殖力が強く、放っておくと群生してお庭一面を覆ってしまうことも。他の植物の生育も阻害するため、見つけた場合は小さいうちに根からしっかりと引き抜いてください。
メリケンカルカヤ
メリケン(アメリカの古い言い回し)から来たカルカヤという意味のメリケンカルカヤ。高さは50cm~150cmと比較的大きく育つ雑草です。白い毛のように見えるものは花序と呼ばれる花の集まり。冬には枯れてしまいますが、春先まで立ち上がった状態のまま生え続けるため見栄えとしてはあまり良くない植物です。根が地中にしっかりと生えるためなかなか手では抜くことができず、対処が難しい雑草です。似た植物に日本の固有種であるメガルカヤとオガルカヤがあります。
ススキ
秋の七草としても知られるススキ。野山や休耕田などでは比較的多くみられますが、お庭に生えてくることは少ないかもしれません。しかし、多年草のススキは一度生えると繁殖力は凄まじいもの。地下茎で広く繁殖してしまうため駆除は相当困難になります。他の植物を植えたい時などは、成長を阻害してしまう恐れがあるため、早めに根っこごと引き抜き、繁殖を抑えるようにしましょう。
カヤツリグサ
カヤツリグサはイネ科ではなく、その上の分類にあたるイネ目カヤツリグサ科に属する植物です。イネ科同様、細く長い葉をもつ雑草として秋に多く見られます。茎の部分を裂くと、蚊帳を彷彿とさせることからこの名前が付きました。イネ科の雑草と同様根が強く石や舗装のすき間からも生えてきます。
ではそんなイネ科の雑草を防ぐにはどうすればいいでしょうか。対策としては大きく分けて2種類の方法があります。
イネ科雑草の対策① 強草対応の防草シートを張る
イネ科植物の多くは繁殖力が強く、また春を中心に花粉症の原因となることもあります。気になる方は対策を行いましょう。イネ科雑草の対策として砂利敷きをお考えの方は必ず防草シートが必要になります。しかし、安価な防草シートではイネ科雑草は突き破って生えてしまうこともあります。完全に防ぎたい場合は、より強力な防草シートがおすすめです。ガーデンプラスでは、道路などの公共工事でも使われる白崎コーポレーションの防草シートを取り扱っていますので、イネ科雑草でお悩みの方は一度お問合せください。
イネ科雑草の対策② コンクリートやタイルで舗装する
より長期的に完全な防草をお求めの場合は、やはりコンクリートやタイルなどでの舗装がおすすめです。土を完全に覆うので、イネ科のような強い雑草も完全にシャットアウトすることができます。しかし舗装を施したとしても、長い年月が過ぎるとひび割れ等によって隙間から生えてきてしまうことも。既に舗装面に亀裂などがみられる場合は、お庭のリフォームを検討してみるのもいかがでしょうか。

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