夏の植栽におすすめのリーフ・プランツをご紹介します!
お花よりも手間いらずで、長期間楽しめるリーフ・プランツ類を植えてみませんか?夏の熱い時期、門柱やポスト下におすすめです!

こんにちは、ガーデンプラスの中川です。
本格的な夏に入り、お庭のお手入れだけでも汗だくになってしまう季節ですね!
特に夏は日光、湿気、虫など植栽にとって色々な障害が増えてきます。
ですが、手入れの手間を惜しんで何も植えないお庭は寂しいですよね。
「毎日手間をかける時間がなくても、植物を楽しみたい」という皆様におすすめしたいのが、
今回ご紹介するリーフ・プランツ類です。
花壇に植える植物はお花だけではありません。
リーフ・プランツとはその名の通り、葉の状態を楽しむ植物類のこと。
お花がメインの植物は、咲き終わった花ガラを摘んだり、肥料を追加するなど手入れが必要です。
一方リーフ・プランツは葉の状態を楽しめる植物なので、花よりもずっと観賞期間が長く、花ガラ摘みなどのお手入れが少なく済むのです。
また、葉っぱでボリュームがあるので、お花の引き立て役として寄せ植えでも人気です。
多年草が中心のイングリッシュガーデンでは、一年を通して姿が楽しめるリーフ・プランツは重要な存在。グラス類などが遠景・中景によく取り入れられています。
日本庭園でも、お花よりもずっと緑が多いイメージはありませんか? 日本は山野草に代表されるように、花よりも緑の姿を楽しむ文化があるので、園芸品種もとても多いんですよ。
それではほんの少しではありますが、リーフ・プランツの世界をご紹介いたします。
■葉に色のついている「カラーリーフ」
・コリウス
これからの夏の季節に最もおすすめなのがコリウス。暑さに強いです!
シソ科の植物なので虫に強く、また品種改良が進んでおり、様々なカラーや形状があるのが特徴です。
ホームセンターでも簡単に手に入るので、初めて植物を育てる方にもおすすめの植物です。
個性的なピンクや黄色などはお花の代わりに。ライムグリーンのような明るいカラーも、お庭に彩りを与えてくれますね。
夏らしい派手な色を選んでエキゾチックな景観にするのも楽しそうです。
ただ、元々暑い地方の植物なので冬越しはできません。
冬の間の代わりのカラーリーフ類としては、シルバーリーフが冬らしい「シロタエギク」や、最近はミニサイズも人気の「葉ボタン」などがおすすめです。
・ヒューケラ
ツボサンゴとも呼ばれるヒューケラは、日陰にも強い植物です。写真のような赤や銀葉、黄色からミントグリーンまで様々な葉の色を楽しめます。
春から夏にかけては、ひゅっと茎をのばしてピンク色のスズランのような花が咲くのがまた華やかです。
またヒューケラは多年草で、真冬もこんな色の葉っぱのまま冬越しします。
シェードガーデン(日陰になる庭)など、緑の植栽の中に少し色が欲しいときにもおすすめの植物です。
■葉の姿と芳香を楽しむ、ハーブ類
・ローズマリー
お肉料理によく使われるローズマリーは、生垣にも使われるほど丈夫な植物。虫がつきにくく、冬場でも濃い緑を茂らせています。
肉厚な葉っぱとしっかりした茎ですが、花は小さく明るいブルーでとても可愛らしいんですよ。
暑さにも強く、むしろ乾燥気味に育てるほうが良いです。背を伸ばして成長する立性ローズマリーのほか、グラウンドカバーにできる這性の種類もあります。
ささっと撫でるだけで手に香りが残るほど、豊かな芳香が魅力のハーブです。
・ラベンダー
ポプリなどに使われる紫色の花のイメージですが、葉からも清々しい香りがします。もともと冷涼な土地が原産のラベンダーですが、観賞用の園芸品種などはそこまで気難しくなく、日本の気候でも育てられます。
シルバーがかった細い葉が繊細ですが、場所が気に入るとかなり大株に育つこともあります。レースラベンダーは中でも葉が美しい種類です。
■主役になるリーフプランツ
最後に主役になるような大型のリーフ・プランツをご紹介します。
写真のようなイングリッシュガーデンでも、よく見ると様々なグラス類や赤・シルバーのカラーリーフが寄せ植えされているのが分かります。
・サイラン
ニュージーランド原産のエキゾチックな植物、サイラン。インパクトのある姿から、高さとボリュームを出したいときに使われる植物です。
写真のような赤い葉のものもあれば斑入りのものもあり、品種は様々。多年草なので、長く花壇の主役になるリーフ・プランツです。
大きな葉を折り曲げたり割くなどして生け花にも使われます。
・ホスタ
株からすぐ葉が折り重なって出てくるホスタ。日本ではギボウシという名前で呼ばれています。
現在では世界中で育てられて品種改良も進んでおり、アメリカではホスタ・オブ・ザ・イヤーという今年一番のホスタの品種を決める賞もあります。
日本にも野生種があるぐらい日本の気候にマッチしていて、春から葉を広げ、梅雨から夏の庭に瑞々しい葉を茂らせます。冬は落葉しますので、ヒューケラなど冬も葉を茂らせるものと合わせて植えるのがおすすめです。
斑入りのもの、シルバーのもの、大型種など様々な品種があり、初夏のころ、すっと茎をのばして花が咲きます。
いかがでしたでしょうか?
花ほど色とりどりではないですが、様々な形があり、観賞期間の長いリーフ・プランツは植栽にぜひ取り入れてほしい植物。
長くお庭のキャストとなってくれる存在です。
ローメンテナンスなリーフ・プランツをぜひ花壇でお楽しみください。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。我が家の庭にも植えたコリウスとホスタ、夏の成長が楽しみです!
ガーデンプラス本部
Web担当
中川知春
お客様の目線に立って、お庭の楽しみ方や情報をお伝えしていきたいと思います。