コンクリート・モルタル・セメントの違いとは?活用方法もご紹介します
どこかで聞いたことはあるけど違いはよく分からない、コンクリート・モルタル・セメントの違いや適した活用方法についてご紹介いたします!

こんにちは。ガーデンプラス本部ブログ担当の中谷です。
7月に入り、本格的に暑くなってきましたね!夏のお庭のお悩み事で多くご相談いただくのが、雑草対策や水はけ問題です。「雑草を抜くのが大変だからコンクリートにしてしまいたい」、「水が溜まらないようにコンクリートを打って欲しい」など、様々なお庭のお悩み解消に役立つコンクリートですが、コンクリートって何から作られているかご存知ですか?言葉や物質として知ってはいるけれど、あまり深く考えたことがない、というのが本音ではないでしょうか。そしてコンクリートについて考えた時に連動するワードがセメントとモルタル。余計に混乱してしまいますね。
そこで今回はモルタル・コンクリート・セメントの違いについてご説明いたします!
アレンジならモルタルがおすすめ!
それではまず、セメントとは何かについてご説明いたします。
実はセメントとは水に練って使う結合剤の総称。土木関係で使われるイメージがあるかもしれませんが、先日私が歯医者さんに行った際も、歯科医の先生が助手の方に「セメント練って」とおっしゃっていました。土木や建築関係だけに限定して使われる言葉というわけではなく、様々なシーンで使われるワードです。
外構工事で使われるセメントは石灰石や粘土などが主原料とされていて、モルタルやコンクリートの材料として用いられます。ではモルタルとコンクリートの違いは何なのか。それは配合の違いです。モルタルはセメントに水と砂を配合して混ぜたもの。コンクリートに比べると強度は劣りますが、扱いやすくアレンジが効くので細かな作業に使われます。
つまりモルタルとは、セメントに水と砂を練ったものということになります!
モルタルは石やブロックの接着剤の役割としても用いられます。コンクリートに比べると強度は劣るものの、このような場所には十分。モルタルはペースト状なので、細かな作業に役立ちます。
テラスのステップや、アプローチのスロープなどにもモルタルは使われています。コンクリートブロックで壁を作ってモルタルを流し込み、表面にモルタルを薄塗りして仕上げます。柔らかいモルタルだからこそ、踏面が滑らかに仕上がるんですね。
強度ならコンクリート!
一方のコンクリートとは、モルタルにさらに粗骨材を加えたもの。強度を出すために粗骨材として石を入れ、セメントの量を増やして強度を高めます。なめらかなモルタルに比べて作業性が低いため、主に駐車スペースや舗装材として用いられます。
一見表面を塗っているだけのように見えるコンクリートですが、実は多重構造。砕石層に加えてワイヤーメッシュを施すことで、重量のある車体の通行にも耐えられる強度を出します。コンクリートといえば駐車スペースに使われるイメージですよね。でもコンクリートはその強度を生かして、様々な場所に活用できるんですよ。
ウッドデッキ下にもコンクリート
例えばウッドデッキの下。
見た目にも華やかでお庭に出るのが楽しくなるウッドデッキですが、ウッドデッキの下の雑草処理をしておかないと後が大変なことになります。日がほとんど当たらないのに雑草の生命力は強靭なので、夏場は特にどんどん雑草が伸び放題。ウッドデッキの施工時にはセットで雑草対策をされることをおすすめします。コンクリートなら雑草が生えず、お掃除も楽々ですよ。
番外編 コンクリート製擬木
番外編としておすすめしたいのがこちら。
一見は天然木のように見えますが、木目や傷であえてヴィンテージ感を出したコンクリート製の擬木です。枕木材は舗装材にしたり、立ててアクセントに使うと外構が優しい雰囲気になりますが、天然木は朽ちて折れたり割れたりしてしまうので経年劣化が課題でした。コンクリート製の擬木なら見た目は木そのものなので、ナチュラルな雰囲気づくりにピッタリ。耐久性と自由なデザイン性を持つコンクリートだからこその外構部材です。便利で耐久性の高いコンクリート、お庭に取り入れてみてくださいね。

些細なことでも大歓迎!お気軽にお問い合わせください
お庭に関する事なら、ガーデンプラスへお任せください。ガーデンプラスは、全国で外構工事を手掛けるガーデンメーカーです。店舗でのご相談はもちろん、フォームやお電話からのお問い合わせも承っております。
記事に関してのご質問は、外構のプロスタッフがお答えいたします。

モルタル=セメント+水+砂、コンクリート=モルタル+石と覚えてくださいね♪お庭のことならガーデンプラスまでお気軽にご相談ください!
ガーデンプラス本部
Web担当
中谷麻美
野菜や植栽の育て方、お庭の楽しみ方などを詳しくご紹介します。