目隠しフェンスやスクリーンの選び方のポイント
心地よいお庭づくりに欠かせないフェンス。今回は目隠しフェンス・スクリーンをご検討中の方におすすめの選び方のポイントをご紹介いたします!

ガーデンプラスお庭ブログ担当の中谷です。外構工事をご依頼いただくにあたってお問い合わせで最も多いのが目隠しフェンスやスクリーンです。「ご近所や通行人の視線が気にならないように目隠ししたい」「明るさを保てる目隠しってない?」「目隠しフェンスをつけたいけど、風通しもよくしたい」そんなご要望を耳にします。
目隠しフェンスは境界を示すフェンスとは用途や目的が違い、敷地外からの視線をカットする目的で設置されます。通常ですとコンクリートブロックを積んだ上にフェンスを設置することが多く、高さも2メートルほどになります。高さを出すことで、通行人の視線も気にならなくなりますよ。
そこで今回は目隠しフェンス・スクリーンの選び方のポイントをご紹介いたします!新築外構工事やポイントリフォームの際のご参考にご活用ください。
■最初に目隠しフェンスを考えるポイントは「目的」
フェンスには大きく分けて目隠しをするためのフェンスと、境界を区切るためのフェンスの2つに分けることができます。主に敷地の境界を示すために設置するフェンスは、アルミフェンスやメッシュフェンスのようなコスト面でも抑えたフェンスが多いです。一方の目隠しフェンスは使用する、メッシュのフェンスと比べて使用するアルミ素材の量が多く、その量に比例してコストも少し割高になります。主庭など広い場所を全面目隠しフェンスでカバーしようとすると枚数も必要となり、その分コストがかかることも。そして目隠しフェンスは視界を遮る一方、タイプによっては風通しに影響が出たり光を遮ってしまうものもあります。目隠しフェンスを選ぶ際は目的に応じて最適な場所と大きさを選ぶことが大切です。
■既存のフェンスを目隠しフェンスに変えたいとお考えの方が注意すべきポイント
「今あるフェンスだと透けて見えてしまい心もとない」と思われる方が目隠しフェンスへのリフォームをお問合せいただくケースは多くございます。その際、後付けで目隠しフェンスを既存のフェンスの上に継ぎ足して欲しいというご要望がありますが、強度の関係からそのまま上に設置することはできません。どうしても延長したい場合は、既存のフェンス後方に柱を立てて独立基礎で目隠しフェンスを設置する方法があります。こちらの上部の目隠しフェンスはValue Select ミエーネフェンス、下部はValue Select ミエッタフェンスを使用しました。2段支柱で上部のみミエーネフェンスを使用した場合は工事費込みで1mあたり税込20,430円~。一度全部撤去するとなると既存のフェンスの撤去処分にかかる費用が発生するため、先ほどの工程を経て目隠しフェンスを後から設置するという選択肢もありますよ。ガーデンプラスの姉妹店エクスショップが展開するプライベートブランドのValue Selectなら高品質低価格商品が多く、フェンス自体の費用も抑えられます。費用面が気になる場合はぜひ一度ご相談ください。
■目隠しの高さも注意するポイント
目隠しフェンスを設置する上で気になるのが、フェンスの高さ。高さは何を隠したいかにもより、リビングへの目隠しの場合は道路から見た高さによっても使用する目隠しフェンスが違ってきます。2メートルを超えてくると非常に圧迫感や閉塞感が出てくるため、視線が入ってこないギリギリの高さにしましょう。最高で3メートルまでは目隠しフェンスで対応が可能ですが、あまり高くするとご近所への日照問題が出てきますので、高さは必要最低限に抑えた方がいいですね。
■最も問合せの多いリビング前の目隠しをする時に考えるべきポイント
特に視線が気になるのはリビングではないでしょうか。家族の憩いのスペースが外から丸見えでは落ち着かないですよね。一般的なご家庭は床は地面より50~60cm高くなっていて、それだけ目隠しフェンスにも高さが必要になります。そこでおすすめしたいのがポリカ板など、採光性の高い目隠しフェンス。こちらはLIXIL社のGフレームです。すりガラス調のパネルが外から見えない安心感と、屋外ならではの開放感を演出します。隣家の2階など上からの視線が気になる場合は、テラス屋根を設置すると目隠しになる場合もありますよ。
■見た目のデザインにこだわりたい方には木目調目隠しがおすすめ
目隠しという機能面はもちろん、デザイン性にもこだわりたい!という方には木目調の目隠しフェンスがおすすめ。こちらはLIXIL社のセレビューフェンスです。1mあたり15,348円~とメッシュフェンスなどと比べるとお値段が張る印象ではありますが、見た目の美しさと目隠しによる住みやすさを両立させてくれる目隠しフェンスです。見た目は天然木のようですがアルミ製品のためお手入れも最低限で済み、木の温もりを感じる優しいお庭に仕上がります。ステンレスカラーでは無機質になりがちですが、明るい色調の木目を選ぶと優しい印象に、ダークカラーの木目を選ぶとシックで落ち着きのある印象になりますよ。片面だけの木調にすることで、コストにも配慮されたエクステリア商品です。
■目隠しの高さや幅を選ぶ際のコツ
目隠しフェンスの高さを選ぶ上でポイントとなるのが、視線をカットしたい部分や隠したい部分をはっきりさせることです。一度道路側に立ってみて、通行人からどれだけ見えるかを知るのも隠したい部分を知る方法です。そこで考慮したいのが目隠しフェンスの高さ。実際外に立ってみた時にどのくらいの高さまで目隠しをすると隠せるのかを事前に把握しておきましょう。こちらはF&F社のマイティウッドフェンス。程よい高さでしっかり目隠ししつつ、お庭に溶け込むデザインです。先ほどの説明にもありましたように高くすればするほど圧迫感が出ますし、値段も比例して上がります。目隠しフェンスを必要以上に高く設置してしまうと景観を損ねたりコストがかかってしまうので、必要最低限の高さにとどめることもポイントの一つです。目隠しフェンスの高さに関しては現場調査のスタッフににお任せください。視線の気になる箇所が明確であれば、最適な高さをご提案いたします。
■目隠しでお庭を暗くしたくないなら採光性の高いポリカ性目隠しフェンスがおすすめ
目隠しフェンス設置にあたって気になるのが採光性。そこでおすすめしたいのが採光性の高いパネルタイプの目隠しフェンス。完全に目隠しをしてくれるので、リビングや玄関まわりにもおすすめです。透過性があるので不審者の侵入も察知でき、敷地内の人の気配も分かるので不審者侵入の抑止にも繋がります。一番の魅力は敷地内の明るさ。すりガラス調のパネルが見えるようで見えない、明るい空間を演出します。
■目隠しっぽく見せたくない場合は商品の選び方がポイント
いかにも目隠ししてます、という雰囲気を出したくない場合はこのような角度によって見え方の違う目隠しフェンスはいかがでしょうか?三協アルミ社のエルファードは正面からの視線だけをカットするよう設計された目隠しフェンスです。あまりにガッチリ目隠ししてしまうとご近所からの印象も悪くなってしまいますよね。このように角度を絞って目隠しを設けることで圧迫感や閉塞感を与えず、目隠しフェンスがおしゃれなお庭のエクステリアとしてアクセントになります。
■通風性、通気性を考慮するならルーバータイプがおすすめ
そして目隠しフェンスを設置するにあたって気になるのが通風性。そこでおすすめしたいのがルーバータイプの目隠しフェンスです。こちらはYKK AP社のエクスラインフェンス。ルーバータイプでしっかり目隠しをしながらも、優しい風が吹く心地よいお庭を演出できますよ。
そして一番気になるのがお値段ですよね。目隠しフェンスを設置する距離や設置方法によっても変わってきますが、ガーデンプラスでは工事費込み1mあたり税込10,220円から設置可能です。ご予算や目的にあったプランをご提案いたしますので、お気軽にガーデンプラスまでご相談ください。

些細なことでも大歓迎!お気軽にお問い合わせください
お庭に関する事なら、ガーデンプラスへお任せください。ガーデンプラスは、全国で外構工事を手掛けるガーデンメーカーです。店舗でのご相談はもちろん、フォームやお電話からのお問い合わせも承っております。
記事に関してのご質問は、外構のプロスタッフがお答えいたします。

最後までお読みいただきありがとうございました。目隠しフェンスはポイントリフォームでも設置が可能です。お気軽にご相談ください。
ガーデンプラス本部
Web担当
中谷麻美
野菜や植栽の育て方、お庭の楽しみ方などを詳しくご紹介します。