意外と知らない図面の種類
外構工事を進めていく上で重要なものの1つ、図面。今回は図面の種類についてご説明します。

ガーデンプラスでは、現場調査にお伺いする際に、可能であればお住まいの敷地図面や建物の基礎図、平面図のご用意をお願いしております。また、お庭の無料相談会にお越しいただく際も、図面をお持ちいただけますとお話がスムーズです。ところで、疑問に思った方はいらっしゃいませんか?
「そもそも図面ってどれだけの種類があるの…?」
今回のブログでは図面の種類と、その図面がどのようにエクステリア計画に関係するかご説明いたします!まずはクイズです!
建物の外観を表す図面は次のうちどれでしょう?
①現況図
②立面図
③基礎伏図、矩計図
最後まで読めば答えがわかるはず…?
①現況図(敷地図)及び配置図
敷地寸法、方位、高さ、道路幅員、隣地側構造物などが現況図によりわかります。エクステリア計画における全体計画から土留め、車の動線、隣地側に対する目隠しの有無などを決めることができます。
②建築1F平面図
平面図とは、「建築物や土木構造物をある高さで水平に切断したとして、その切断面を真上から見下ろした様子を適当な縮尺で描いた図形」です。建築物の場合は通常、各階の柱や壁、間仕切りなどの位置が示されます。つまりは間取り図ですね。配置図では建築物の間取りまで表示していないケースが多いので、1F平面図から間取りや窓や出入口など開口部の位置を知ることができます。開口部からお住まいの中から外に対しての視野・視線の動きを読み取り、効果的な植栽や目隠しの位置を決定していきます。
③立面図
立面図とは、「建物の外観を表す図面」です。東西南北の4面作成するのが普通です。屋根の形状や勾配、窓・玄関ドアの配置などの外観デザインのイメージを表現することを目的としています。軒高・床高など主要な高さ寸法が記入されています。立面図からお住まいの外観デザイン・開口部の高さが正確にわかり、壁面に対する効果的な植栽や門柱・塀などの構造物の高さなどのエクステリア計画を進められます。また、エクステリア部分の立面作成時には、建物の立面も一緒に表現すると全体のバランスが判断できて良いですね。
④設備図
設備図からは雨水桝、汚水桝、配管経路及び水道、ガス、電気、浄化槽などの埋設位置や経路がわかります。掘削工事時の破損防止から、配管移設、化粧蓋設置などの処置を行う際に必要な図面です。
⑤基礎伏図、矩計図
矩計図とは、「かなばかりず」と読みます。建築物断面の全体寸法の基本をなす地盤の位置、床高、軒高、窓高、天井高など高さ関係を示す断面図です。こちらの図面を見ることによって、掘削の可・不可の判断から建築基礎部近辺に隣接するデッキ、テラスの高さなどの施工内容を決定できます。
最後に、クイズの答えです。
建物の外観を表す図面は次のうちどれでしょう?
①現況図
②立面図
③基礎伏図、矩計図
正解は②立面図でした!簡単でしたかね(笑)?
一口に図面といっても色々な種類がありますね。じっくり見ると面白いですよ。今後、打ち合わせで図面を使われる際に、このブログが参考になれば幸いです!

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矢口智子
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