冬を元気に越すための植物のマルチング材。種類とその効果について
毎日寒いですが、お庭の寒さ対策はされていますか?今回はお庭の草木が元気に冬を越すためのマルチング材の種類ややり方、その効果についてご紹介します!

今年はラニーニャ現象と南岸低気圧の影響により、例年より寒い冬となっています。普段雪の降らない地域で雪が降ったり、東北や日本海側で大雪により大きな被害が出ました。お住まいの地域は大丈夫でしたか?寒さのピークは2月いっぱいのようです。春が待ち遠しいですね。
ところで日本列島全体を包み込むような寒さですが、ガーデニングはどうされていますか?愛情かけて育てた植物には、寒さに負けず元気に春を迎えてほしいですよね。そこで今回は、お庭の植物たちが元気に冬を越せるための寒さ対策についてご紹介します。
①ウッドチップ
ウッドチップは木材を細かく砕いたもので、木で出来たチップを総称してウッドチップと呼びます。針葉樹から広葉樹まで幅広く種類があり、木の種類によって色や香り、防虫効果にも違いが出るんです。ウッドチップで土の表面を覆うことで保温効果が上がり、急激な温度変化から植物を守ることができます。冬の間には寒さよけや霜よけにもなり、凍結を防止する効果も。夏の間は土に直接日光が当たらないことによって、温度の上昇を防ぐことができます。そして見た目の美しさもウッドチップの魅力の一つ。土がむき出しの状態より、お庭が華やかで明るくなりますよ。
②バークチップ
木で出来たチップを総称してウッドチップと呼ぶのに対し、バークチップはその中でもマツの樹皮を砕いたチップです。ウッドチップと比べると粒の大きさは大きめで、丸みを帯びた形をしています。木を丸ごと使うウッドチップに比べ、バークチップは樹皮だけを使っているため赤や茶色といった色味が強いものが多いです。粒が大きいので、まく範囲によってはウッドチップなど他のマルチング材と比べ量を減らすこともできます。お住まいのテイストによって使い分けても、植栽が映えますよ。
③ワラ
古くから使われているマルチング材です。昔と違ってワラがあるお宅は少ないですが、ある場合は低コストの割にとても優秀なマルチング材。ワラは空気を抱え込んで寒さを防ぐ上に、隙間があるので水分が蒸発し、適度な湿度を保てます。そして凹凸が多い分泥はねを防ぎ、植物が傷むのを防ぎます。使用後はそのまま土に鋤きこむことで分解して腐植に変化するので、回収の必要がないのも魅力の一つです。
④ビニールマルチ
畑などでよく見かけるビニールのマルチング材。黒いマルチは雑草の抑制と保温効果が高く、一方透明マルチは雑草も一緒に育つので駆除は大変ですが、こちらも保温効果があります。日中は透明の方が温かくなりますが、夜間は冷えるなど、どちらも一長一短といえます。シルバーもありますが、太陽の光を反射してしまうので冬場の保温目的にはあまり向きません。どのマルチングにもいえることですが、マルチングをした後は水やりや追肥しにくくなるので、カバーをする前にお水と肥料はたっぷりあげましょう。保湿効果が高くなるので、その後のみずやりは控え目にしてくださいね。

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人間にとっても植物にとっても厳しい冬の寒さ。しっかり寒さ対策をして、お庭の植物とともに元気に春を迎えたいですね。お庭のことならガーデンプラスにご相談ください。
ガーデンプラス本部
Web担当
中谷麻美
野菜や植栽の育て方、お庭の楽しみ方などを詳しくご紹介します。