戸建ての玄関・門まわりの各部位の名称の解説
お庭のあの部分って何て名前なの?という質問をよくお客様よりいただきます。そこで今回は、玄関や門まわりの各部位の名称について一気に解説いたします。

建物の部屋や部材には様々な名前がつけられています。例えば家の中であれば、リビングやキッチン、寝室などの各部屋には用途や場所によって名前がついています。部屋以外にも、廊下や押し入れ、床の間など、ちょっとしたスペースにも様々な名前がありますね。
ではお庭の場所の名前はみなさんいくつご存知ですか?普段何気なく使っているお庭にも実は細かく名前が付けられています。今回はそんなお庭の中でも毎日使う玄関~門にかけてのスペースの名前をご紹介します。
①玄関まわり
玄関とは広義では家と外をつなぐスペースのことを差します。不動産屋さんなどの間取り図では、扉をはいった内側の靴を脱ぐスペースのことを玄関と記載したりします。
玄関まわりの名前としては以下のようなものが挙げられます。
〇玄関ドア・玄関扉:その名のとおり玄関に取り付けられた扉のことです。新築の場合は建物の付属物として扱われますが、玄関まわりのリフォームの際は、合わせて玄関ドアの付け替えをされるお客様もいらっしゃいます。
〇玄関ポーチ:玄関ドアの前のスペースのことを差します。建物は湿気対策や断熱性などの理由から地面より少し高い、基礎の上に建てることが多いのですが、出入りの多い玄関ドア前に段差があると、転倒の危険性が出てきてしまいます。玄関ポートを設けることで、家の内側と扉を挟んで同じ高さになり、快適に出入りができるようになります。こちらも新築時には建物と一緒に作られることが多いですが、高低差を埋めるステップは外構工事で後付けすることがほとんどです。
〇庇(ひさし):玄関ポーチの上部につけられた屋根材のことを差します。庇は玄関以外の窓などに設けた屋根も指します。建物工事のときに設置されていない場合は、テラス屋根や壁取り付けのポーチ屋根等で後付けすることもできます。
②アプローチ
玄関から門に続く通路をアプローチと呼びます。駐車スペースと兼用することもありますが、多くは異なる舗装のデザインにすることで、存在感をもたせます。お庭に向かう通路である園路と区別されます。
〇アプローチ:道路境界から玄関ポーチまでの通路です。階段状にしたり、予備駐車スペースとして利用できるようにしたりと工夫した設計が求められます。
○シンボルツリー:建物やお庭の象徴となる少し高い木のことを差します。玄関先へ集まりがちな周囲からの目線を集めるアイストップの働きもあります。
〇門柱:ポストや表札、インターホンを備え付けたエクステリアで、柱型・塀型・枕木などデザインも様々です。最初からオリジナルでつくる「造作門柱」と、パーツを組み立てるだけで完成する「機能門柱」の2種類に分けることができます。
○前庭(ぜんてい・まえにわ):建物前に設けたお庭のことを差します。アプローチの脇や駐車スペースの後ろなどに設けられていることが多く、玄関が南向きの家では主庭として扱われることもあります。
③門まわり
クローズ外構にはなくてはならない門まわり。その各名称はこちらです。
〇門柱:幅がある場合は、柱型特別して門壁・門塀などとも呼ばれます。門扉を挟んで反対側の対の門柱は「門袖」と呼びます。
〇門扉:門に取り付けた扉です。鋳物風の物や木目、アルミ、格子など幅広いデザインから選ぶことができます。また両開き・親子開き・片開き・引き戸タイプなど開閉方法も様々です。
〇笠木:門柱や塀の上部に設置された、少し大き目の板状の部分を差します。笠木があることで、雨だれなどの汚れを防ぐ働きがあります。最近はスタイリッシュなアルミ製のものもあります。
〇門灯:門に備え付けた照明のことです。夜間はポストや表札だけでなく門扉も見えにくくなるため、門灯は門の必需品です。意匠性ももちろんですが、明るさや効果的な設置方法などを考慮する必要があります。表札灯は表札近くに設置された照明、アプローチ灯は門ではなくアプローチ近くに設置された照明を指します。

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玄関から門まわりにかけてだけでも様々な名前があります。外構やお庭にかんしてわからないことがあればお気軽にガーデンプラスまでご相談ください。
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